百二十七話目 貴「俺は無罪らしい。よかった・・のか？」 ページ39
貴「はぁ、はぁ、優、大丈夫か？」
優「何言ってるの？お姉ちゃんの方がどう見たって・・」
信「おい優！お前のタオルかせ！！」
信は優からタオルを受け取ると、俺の傷の上をきつく縛った。
貴「はぁ、お前頭いいよな。」
信「学校で習った、それより・・・・」
信は倒れているあいつを見た。
首から血がどくどくと流れている。
貴「もうそいつは助かんねぇよ。ははは、これで俺も人殺しだな。」
そういったとき、パトカーの音が聞こえてきた。
救急車の音がしない当たり、俺大丈夫かな？
その後、低学年を含んだ関係者は全員県警に連れて行かれた。
俺は一旦病院に連れて行かれた。
医者「七針縫います。それにしてもよく意識がありますね。」
貴「頑丈なもので。」
で、縫われてから県警に遅れて行った。
まだガキからは話を聞いていないらしく、みんな大人しくしていた。
貴「おー、なんでそんな静かにできんの？」
ガキ全「おねえちゃん！！」
貴「おっと！抱き着くなよ、俺は重症患者だ！！」
その後、みんなで担当の警察官に話をした。
警察官は話を聞き終わると皆に怖かったね、もう大丈夫だよと笑って言っていた。
するとみんな一斉に泣き出した。
あ、やっぱり我慢してたのか・・・。
優「ねぇ！おねえちゃん捕まるの？」
信「大丈夫だよな！？」
警察「今回はどう見ても自己防衛だからね。」
優「自己防衛？」
貴「つまり、あそこで俺が反撃しなかったら、優も俺もそのほかも命が危なかったからしょうがないってこと。」
優「じゃぁ・・・・」
警察「大丈夫、この子は捕まらないよ。」
貴「なんかまた世話になったな。」
警察「君の周りで起こることは警察のせいのようなものだ。すべては黒瀬の事件がきっかけなんだから。」
貴「・・・・あいつは？」
警察「即死だよ。」
貴「そうか・・・・」
警察「君は悪くない。」
貴「だが、結局俺は人殺しだ。」
何か言おうとした警官は苦い顔をして口を閉ざした。
そのあとガキどもは家に、俺は病院に戻った。
次の日の午前中。
優「大丈夫！？」
貴「いきなり開けんなよ、こっちは貧血でだるいんだから。」
わらわらと入ってきたのは昨日のガキ共とその保護者、それにこの頃あってなかった猛と颯。
あとは老人会の皆と警察のみなさん。
なんで知り合い大集合？
百二十八話目 貴「ばれていたようだ。」→←百二十六話目 貴「俺は人殺し。」
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レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年4月26日 15時
