百二十一話目 貴「過去の事は謝ってもしょうがないのでトイレに流そうｗ」 ページ33
その日黒瀬は捕まった。
幸い玄関で倒れていた男性(颯の父親)は命はつながったらしい。
颯と湊は泣きながら喜んでいた。
俺と猛と颯と湊は県警まで連れていかれ事情聴取を受けた。
俺は黒瀬の撃退方法や対処が相当上手かったらしく警察に勧誘された。
一通り話を聞かれたとき一人の警官が部屋に駆け込んできた。
「黒瀬が・・・五年前の事件の真実を話しました。」
貴「なんで今更？」
颯「捕まってしまった今、罪を重くしてさっさと死にたいんじゃないか？」
猛「最後まで狂ってるな。」
警官「Aさん、話を伺ってもいいですか？」
貴「もう・・・あいつは社会に出てこないんですか？」
警官「黒瀬がいう事が真実で、その裏が取れたなら死ぬまで出れないでしょう。」
貴「なら・・・話します。出てこないならば、お母さんだった人が死ぬことは無いし。」
猛と颯がだったという言葉に苦しそうな顔をしていた。幾ら嫌いでも人が死ぬのはちょっと。
そして俺は五年前のクソのような過去をすべて話した。
その一週間後。
警官「裏が取れました。明日黒瀬直樹の裁判が始まりますが、行きますか？」
貴「行きたくないです。」
警官「・・・判決はすぐ決まります。」
必ず、と残して電話を切った警官に、だろうなと心の中で返事をする。
あのあと、警察は五年前の事件の検証をもう一度やったらしい。
そして間違いが発覚。
当時の事件の担当をしていた警察の人達から全力で謝られた。
貴「いや、俺も嘘ついてたから・・・」
警察「それでも、あなたが人殺し扱いされていたのは事実です。本当にすみませんでした！」
一向に頭を上げない警察官たちを三十分かけて頭を上げさせた。
なんか疲れた・・・
警察「賠償金を払います。講座は・・・」
貴「正直一人暮らしなんでそれはありがたいんですがｗｗ」
警察「あの、今警察は、この事件にかかわった方々に真相を連絡して回っているんです。」
貴「・・・・・」
警察「あなたのお母さんがあなたの今の居場所を教えてほしいとおっしゃっていたのですが。」
貴「まだ教えてないんでしょ？なら言わないでほしいです。」
警察「そうですか・・・」
貴「本音を言うと、お母さんだけは信じてたんですよ。あなたはやってないって言ってくれるって・・・まぁ、予想思いっきり違ったんですけど。初めて俺に人殺しと言ったのは元お母さんだったし・・・」
そういうとまた全力で謝りだした警察の人達を一時間かけて頭を上げさせた。
百二十二話目 貴「この頃から歌うのが好きになりました。」→←百二十話目 貴「過去の清算。」
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弱音ハクはオレの嫁(プロフ) - コメント失礼します！百六話の最初の会話に草生え散らかしました！ (2021年2月14日 9時) (
レス) id: ccc8b6f347 (このIDを非表示/違反報告)
雷牙 - なぁなぁ、いつ悪魔の実を使う日が来るんだ？ (2020年11月30日 17時) (レス) id: 0cebd2e455 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - 124話で歌っている歌って、パラジクロロベンゼンかアンチクロロベンゼンですか？知りたいです！ (2019年3月16日 17時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
黄龍(プロフ) - 読んでて、過去編で泣いてしまいました。二次制作でも同情しちゃいます。まだ全然読んでませんが、これからも読ませていただきます！ (2016年12月7日 17時) (レス) id: 6bb3c9bdfb (このIDを非表示/違反報告)
リオ - すみません91話の後半の夢主のセリフ、三人ではなく四人ではないでしょうか (2016年1月26日 0時) (レス) id: f3169b7397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年4月26日 15時
