754【紺青の拳】 ページ6
・
キッドが走り去ったことを確認すると優世さんを驚かせないようパタパタと音をたてながら近づく。
アーサー「お姉さんこんにちは〜」
『うぎゃっ!? あ・・・・アーサーさん・・・・ふふっ、今はこんばんはですよ』
アーサー「あ、そうだね(優世さんってビビりだよな・・・)」
どうぞ、と彼女は隣をさす。だから俺は彼女の隣にあるベンチに座った。
『アーサーさんはプールに入らないんですか?気持ちよかったですよ』
アーサー「ううん、僕はいいんだ!水着だって持ってきてないし。
そういうお姉さんは入ったの?」
『はい!』と笑顔で返事をした優世さんは、いきなりタオルをとる。
へ?
『ほら、いっぱい濡れてるでしょ?髪だって((アーサー「わあああああああああああああ!!!!見せなくていいからっ!!!」』
タオルを彼女に投げて、ぎゅっと包んだ。『苦しいよぉ』と聞こえたところで止める。この質問に証拠なんていらない!!
アーサー「もうっお姉さんっ!!危機感持ってよーっ!男の人たちにジロジロ見られちゃうでしょ!!」
『え?ききかん? 人以上にあるほうなんですけど・・・』
アーサー「え?どこが?」
はあー・・・この人ほんと鈍感。顔からしていつものほほーんとしているもんな・・・天然だよなこの子?つーか
アーサー「眠い?」
『ふえ?ぜんっぜん』
アーサー「すごい眠そうだよ? 目がとろーんってしてるし」
『ふわああぁ・・・気のせいだよ』
アーサー「アクビしたよね? ここで寝ないでよ?」
シンガポールは日本より気温が温かいけど、夜は夜。しかも濡れた格好で夜風にあたるのはからだに毒だ。
「部屋にも戻ろうよー」と腕を引っ張る。
『そうしよっかな・・・
あ!アーサーさんも一緒に寝ます?』
アーサー「なっ、なに言ってるの!? ぼ、僕ひとりで寝れるから!!」
『冗談だよ〜』
この人のペースについていけない(泣)
・
96人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Silvia Silvermoon(プロフ) - なみさん» だって続きが気になって寝られたもんじゃ無いしさ^^;;;ある種の”中毒”ですねムフッ(*´ω`*) (2021年2月4日 18時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» ひゃぴっ!Σ( ̄□ ̄;)お疲れ様です!わたしの作品なんて気にしなくてもいいんですよ!これより自分を大切に (2021年2月4日 18時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - なみさん» 書き込むのが携帯(ガラケー)だと変換がおかしくなる時があってさ^^;;;で基本は家に帰って…って思うとコメント書いてて寝落ちしてる時が^^;;;でも、なみさんの作品はいつも読ませてもらってますから^^v (2021年2月4日 16時) (レス) id: a4f679c1cb (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» イエス!サンキューベリーマッチ(о´∀`о)というか(*´ω`)人(´ω`*)お久しぶりです〜 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - ん?797から684に戻るの?684ってたしかPart14に…ん?Part14の方は”684?”になってる… (2021年2月4日 10時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真灯 | 作成日時:2021年1月20日 18時