791【紺青の拳】 ページ43
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リシ「はあはあ・・・ああ、すまない・・・
大事な商品だということをスッカリ忘れて、キズを付けてしまったよ・・・」
流れていく血を拭い、源泉であるキズに触れる。
『どうしてだろうって不思議に思っていたのよ・・・・』
逃げられないようにロープで固定された手首から、ちからを抜いた。下を向いてボソボソと弱虫になる自分がいる。
『あなたみたいな人、珍しいと思ったの・・・
こんな異質な髪と目を持つ私に近づくあなたは
他の人とは違うんじゃないかって期待してたッ!!』
けど違う・・・・彼はこの容姿を狙って売りさばこうとしたゲス野郎だった!
もう二度と人を信じたりはしないって心に誓ったのに!なんで期待しちゃったんだろう!馬鹿みたいね私!
『やっぱりね・・・・あなたと同じで私を宝石呼ばわりするレオン・ローの理由がわかったわ・・・・』
リシ「ああ・・・レオン先生か・・・彼も君のことを狙っていたみたいだけど、僕のほうが君の捕獲に速かったようだね」
グッと顎を掴まれ、上を向かされる。
目に映ったのはボーっと考え事をする彼だった。最初は感じのいい青年だと思っていたのに・・・
リシ「う〜ん 目をほじくって霜のように凍らせたほうが、宝石として美しく鮮明に飾れるか・・・・
それとも舌を剥ぎ取って身売りにしたほうがいいか・・・・」
やはり、この世にいい人なんて存在しない。
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Silvia Silvermoon(プロフ) - なみさん» だって続きが気になって寝られたもんじゃ無いしさ^^;;;ある種の”中毒”ですねムフッ(*´ω`*) (2021年2月4日 18時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» ひゃぴっ!Σ( ̄□ ̄;)お疲れ様です!わたしの作品なんて気にしなくてもいいんですよ!これより自分を大切に (2021年2月4日 18時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - なみさん» 書き込むのが携帯(ガラケー)だと変換がおかしくなる時があってさ^^;;;で基本は家に帰って…って思うとコメント書いてて寝落ちしてる時が^^;;;でも、なみさんの作品はいつも読ませてもらってますから^^v (2021年2月4日 16時) (レス) id: a4f679c1cb (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - Silvia Silvermoonさん» イエス!サンキューベリーマッチ(о´∀`о)というか(*´ω`)人(´ω`*)お久しぶりです〜 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
Silvia Silvermoon(プロフ) - ん?797から684に戻るの?684ってたしかPart14に…ん?Part14の方は”684?”になってる… (2021年2月4日 10時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 | 作成日時:2021年1月20日 18時