【名探偵コナン】白い警察１６【紺青の拳】

781【紺青の拳】 ページ33

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キッド「ごめんな、優世ちゃん。大丈夫か？」


『え、ええ。でもさっきのは･･･』


キッド「ただの空言だと思って頭から流してくれ･･･この夜景にな！」




日本とは違うこれまた美しい絶景。

あんな名探偵と見るより、好きな女の子と見たほうが楽しいに決まってる。




『綺麗････』


キッド「だろ？お前みたいにキラキラしてるぜ？」


『･････』




彼女はこの夜景を噛み締めるように瞳を細めた。

この世をふわりと包みこんでしまうような瞳は･･･




キッド「(あれ？おっかしーな。俺との空中飛行はそんなにつまらないか？)」




開き直った俺はグルンと宙をまわる。彼女が悲鳴をあげたのは言うまでもない。




『馬鹿馬鹿馬鹿っ！！キッドさんのおたんこなす！！急降下は好きじゃないって言いましたよね！？』


キッド「そんなポコポコ叩いたって痛くねぇーよ。んで急降下じゃなくて急上昇の間違いだぜ？」ｹﾗｹﾗ


『キッドさんなんて嫌いです！！急なのはどっちも嫌いって言いましたよね！？』


キッド「嫌いなんて言うなよ･･･俺のこと大切な友達だって言ったのはどこのどいつだ？」


『うぐっ････』


キッド「ケケケ 優世は嘘なんかつかないもんな？」


『ム〜〜〜っ！！』





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