【名探偵コナン】白い警察

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優世side



ポアロの表面玄関？を出るとさっそくホウキで掃き掃除します。
こういう裏方みたいな仕事を求めていたので、つい嬉しくなり鼻歌を歌ってしまいました。




『〜♪♪〜♪』


コ「優世さん！」


『ん？ あれ、コナンさん？どうしたの？もしかしてお帰りですか？』


コ「違うよ！本の感想を言いに来たんだ」




そう言って今日の朝に渡した推理小説の表紙をコナンさんが見せてくれました。




コ「これすっごく面白いね。特に最後の推測とか僕が予想してなかったものが出ててきてびっくりしたよ」


『え、全部読んだんですか！？』


コ「うん！面白くて読みいっちゃった！」




コナンさんって速読できる人？
その本かなりの厚さだよ？

休み時間じゃ到底無理そうなんだけど。
ま、いっか。

(事実：コナン君は授業中にもこっそり読んでました)





コ「僕この本読んだことないや！本屋に売ってるの？」


『ううん。そこら辺じゃ売ってないみたい。それ、知り合いから貰ったものだから』


コ「えっ、そうなんだ！他のも読みたいな〜」


『分かった！他のも持ってくるね』


コ「わーい！！」←本心




・・・・ああ。めっちゃ可愛いです。
コナンさんの笑顔に一撃された優世はあることを決意した。ーーよし明日、たくさん本を持ってこよう。




コ「ねえ。どうしてもメール交換できないの？本のこととか色々と話たいんだけど……」




しゅんと尋ねてくるコナンさん。
何気に上目遣いなところが優世の心臓をつらぬく。





『んっと。じゃ、じゃあ、門限着けよっかな。

朝の六時から夜の六時までって約束できるなら交換します！』


コ「ほんと！？約束する！！」




あはー コナンさんの笑顔に負けました。やっぱりチワワには弱いんですよ。

目から涙がポロリ。そんな私の隣で携帯を見つめるコナンさん。連絡先を交換しました。





コ「ひとつ聞いていい？」


『はい？』




返事をするとコナンさんの表情から可愛らしさが消えたました。子供の目とは思えない鋭い双眼が私を見据えます。




コ「優世さんって一般人？」


『･･･へ？一般人？』


コ「うん。

この世には警察とか探偵とか一般人とはいえない存在があるでしょ？

昨日の優世さんを見たら何かやってるのかなって思ったんだ」




どうして急にそんなことを聞くんだろう。
そんな昨日のこと気になってるのかな？





･




……ああ。そっか、君は────

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