8【純黒の悪夢】 ページ8
・
安「赤井! 目をしっかり見開いてろよッ!!!」
そう言った彼は爆弾の入った俺のライフルバックを空高くに投げた。
ボーン!
安室くんが投げた爆弾がヘリの前ではじけ
ヘリの輪郭を暗闇から照らし出した。
『次にボウヤ!早く!』
ベルトからサッカーボールを出し、ヘリのプロペラに向かって勢いよく蹴る。
コ「いぃっけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
プロペラにかるく当たったボールは夜空に向かって伸びていき、一気にはじけ、大きな花火を咲かせた。
それによってヘリの急所であるモーターの結合部が見えた。
赤「──堕ちろ!」
飛んでいった弾はヘリの急所に当たり、その具象物を大きく揺らした。
安「やったか!」
コ「よし!」
赤「……」
すぐに体制を整え、あの女に銃口を向ける
が、そこに女の姿はない。
安「アイツはッ!?」
コ「ええっ!いない!?」
ほんの一瞬目を離しただけであの女は視界から消えた。
安「チッ、逃げ足の速いやつめ!」
赤「────
両方か・・・」
白?黒?
──────
NOTside
スキを狙って、観覧車から遠くに離れた。
間に合ったのか……?
観覧車の車軸は今にも崩れそうだったが
なんとか持ちこたえている。
よし。これなら───
ダダダダダダダン
! あのヘリ!
急所をつかれたくせに観覧車の車軸に銃弾を浴びせていた。
車軸が破壊され、観覧車が転がっていく。
失敗した・・・遅かったか・・・
─────
────
しばらくして観覧車の動きがおそくなる。
あのボウヤが・・・
観覧車は動きを鈍らせたが
まだ止まることはない。
一台のクレーン車が観覧車に突っ込む。
そのクレーン車は負けじと観覧車の輪を止めようとしていた。
中にいた彼女と
一瞬だけその透明な色が合わさった。
『! ううっ!』
キュ「止まれ!!!」
────────
───
彼ら──三人の活躍により、何万人といる水族館に観覧車が突っ込むことはなかった。
一人の犠牲を残して──
・
1011人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です?マジですんばらしい作品ですね!謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます!何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ! (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…。私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ!!私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ!! (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2020年6月23日 16時