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『?』
どこかおかしいでしょうか?
梓「優世ちゃん……………」
『?はい』
梓「お客様はね、神様なんだよ」
『?そう、ですね』
梓「笑顔を向けるのは当たり前なの。
それに接客業なんだからお客さんに顔を見せなきゃ」
梓さんの正論に私は息を飲みました。
そうだ……社会は甘くないんだ。私のワガママなんてきかない。
『…………そう……ですよね…………分かりました。
確か鞄にピンがあったはずです。顔が見えるように前髪、とめますね』
梓「うん。ありがとう……私、厨房に行ってるから、終わったらこっちに着て」
『はい……』
バタン
お客様は神様。神様にこんなダッサイ姿なんて見せられないよね。
私は覚悟を決めて視野を広げました。
─────────
梓side
バタン
よし。
これで優世ちゃんのかっわいい顔が見られる!それにお客さんが増えること間違えなしだよね!!
ドアを閉めた瞬間、殺していた表情筋を解放させた。
安「梓さん?なんでガッツポーズをなさってるんですか?」
あ、いけない。事が上手くいって、ついガッツポーズをしていたところを見られちゃった。
梓『ちょ、ちょっと優世ちゃんにカマをかけちゃいまして』
コ「えっ!?優世さんって来てるの?」
梓「うん♪」
カウンターに座り、ジュースをすするコナン君。小学生1年生は六時間目がないため、彼はかなり前からここにいた。そのためジュースが半分しか残っていない。
安『どんなカマをかけたんですか?』
コ「僕も気になる!」
さきほどのことを安室さんとコナン君に話した。すると二人とも苦笑いを浮かべていた。
まあ、ちょっとやりすぎた感もあったかもね。
コ「優世さん、ポアロのエプロン似合ってた?」
梓「うん!私のカラーと安室さんのカラーを混ぜたロゴなんだけどね、すっごい似合ってて可愛いかった!
けど、問題はファッションなのよ・・・」
コ「え?どこか変だったの?」
梓「ちょっと……まあ……」
『すいません!時間掛けちゃいました!』
噂をすれば何とやら。優世ちゃんが扉から出てきた。
かっわいい〜〜〜〜〜!!!!!!
ようやく優世ちゃんの顔が見られた!もうっ、めっちゃ美人さんじゃないですか!!
アンバーの瞳が金の宝石みたい!
けど。
格好ダサくない!?
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ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です?マジですんばらしい作品ですね!謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます!何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ! (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…。私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ!!私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ!! (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2020年6月23日 16時