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コナンside
俺はこの人を要注意人物としている。
一度は味方だと思ったものの彼女に対する疑いは、今日の事件により一瞬で変わってしまった。
疑いの目を向ければ向けるほど彼女の色が変わっていく。
この人は嘘をついている。
──『護身術を習ってました』
過去形だ。
過去形であんなに綺麗に決まるか?しかもあんなに体格が大きい人を軽々と投げていたし。
それにだ。
彼女は後ろを見ずに
音だけであの攻撃をかわしていた。
そんなのかなりの経験を注ぎ込まないとできるはずない。
コ「優世さんはなんの推理小説持ってるの?」
『色々とですね。結構ありますよ』
コ「そうなの!?僕優世さんのお家行きたい!! 連絡先交換しよう!!」
そう言って携帯を出す。
情報を多く集めて、彼女の正体を暴かないと。
『ごめんね、コナンさん。私、親から高校生以上の人としか連絡しちゃ駄目って言われてるんです』
え?
『成長時期ですから。ブルーライトは目に悪いですし、健康第一ですので』
ええっ!?マジかよ!?
まあ確かに今は成長時期だし、あんま携帯見るのはよくねえけど。でも、俺中身高校生!
この人が怪しい人物かどうか探らなきゃならない。
コ「ええっーーー!交換したいー!!!」
小学生ってことを使ってやる!! 優世さんの腕を掴んでバタバタ。
彼が犯人だという証拠を見つけた洞察力。
そして彼がどう犯したのかを推測する推理力。
そして反射神経や腕力などの身体能力。
どうもこういう人は黒ずくめの組織の一員ではないのかと思ってしまう。
だが、彼女は高校生だ。
──いや、高校生なのか?
自分の姿を消し、年齢も顔も別の人物に成り済ましてたりしていたら……ベルモットみたいに。
そうなると厄介だ。
いけねぇ、どんどん悪い方向考えちまう。
優世さんが悪い人って決まったわけじゃねえのに!
だか、一般人でないことは確か。
組織の新しい人材か。
秘密機関のスパイか。
はたまた別の何かか。
それを調べなくてはならない。
でないと俺は安心して過ごすことができない。
俺がもしスキを見せたら、周りの仲間たちに危害が加わるのだから。
コ「お願ーい!!」
『え。でも・・・』
蘭「────こらっ!コナン君!!」
えっ!?蘭!?
蘭「優世ちゃんを困らせちゃ駄目でしょ!」
タイミング悪くねぇか!?蘭!?
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ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です?マジですんばらしい作品ですね!謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます!何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ! (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…。私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ!!私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ!! (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2020年6月23日 16時