【爆豪勝己】again (ページ12)

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勝己と目が合ったけど、勝己はすぐに目を逸らし

「お前らに心配される必要はねえ！！！はよ行けや！！！」

と言い放った

元気になったってことだな！じゃあ先言ってるぞ、と3人は先に行ってしまった

落ち着き始めた身体が一瞬で強ばったせいか

今度は身体の緊張が解けない

『心配かけてごめんね、先行ってて』

ジャージを着ている人達がいる以上、何らかの学校行事であるはず

勝己だけでもいかないと

どうにも足に力が入ってしゃがみこんでいる状態からは立ち上がれないから今日はもう無理だ、家に帰ろう

少し我慢したら良くなるはず

1人でも大丈夫

そう思った矢先

私の体がふわりと持ち上がった

勝己の手によって

『ふぁ！？まってかっちゃん！！降ろして降ろして！！！』

恥ずかしい！！！

いや恥ずかしいどころ騒ぎではない

こんな所を誰かに見られたら……死ぬ、社会的に死ぬ

道端で野垂れ死んでた方がマシだ

『降ろして！！』

「人がいないとこ通りゃいいんだろ」

確かに人がいなければいいか

いや、そこに人がいたらどうする

人通りのない所をこんな状態で移動してるところを見られた方がよっぽどやばいんじゃないか

でも歩けないからこれが一番早い

どうしたものか

と考えている間に勝己はどんどん進み、気づいたら勝己の学校にいた

『うわぁ…！さすが雄英…！』

さすが国立、単なる県立高のうちとは比べ物にならない大きさ

「行くぞ」

『ん？まって、行くぞって何？ここに入るの？まさかまさかそんな…本当に入るの！？』

「入るに決まってんだろ」

初めての雄英が保健室だなんて…

と自分の境遇を憂いている間に勝己はスタスタと保健室まで私を連れて行ってしまった