美貌 ページ6
ﾌﾞﾘｭ｢という訳で明日、聖竜会＿いわばヒムセプト様に捧げる宴の様なものですね。それに出て貰います。｣
『分かった。』
ﾌﾞﾘｭ｢……ドレスアップして、｣
『は？』
聞いてない。そもそもドレスなんて持ってるわけない。そんな否定的な言葉がレイの頭の中を回転した。
『…行かない。』
｢レイ、我は其方が着飾っている姿を見たいのだが…｣
そこでレイはうっと言葉を詰まらせる。白竜には弱いらしい。
ゲ｢あ、あ、他のお姉様達に手伝って貰えばいいんじゃないすか…？｣
ﾌﾞﾘｭ｢…ナイスゲル。レイ、聖竜会はラグナロク零回戦を行う上で大きな意味を持つ………そうです、あのクソジJ、じゃなくてゼウス様が仰るには。相応の装いをして貰います。｣
聖竜会には人類存亡会議と同じく、全世界の神々が主である白竜に聖戦の誓いを捧げるものである。
零回戦出場者はその点重要なのだ。
ﾌﾞﾘｭ｢我らワルキューレが徹底的にっ!貴女のその美貌を更に引き立て!!澄まし顔の神々共に面食らわせてやります!!!｣
『(私怨じゃ…？)、はぁ従う。私をどうこうしてもあんま綺麗になんないけど…』
ゲ｢レイは自分の容貌に自信持った方がいいっす!綺麗っすよ！｣
するとレイは初めて目許を和らげ微笑を称えた。
『……ありがとう。』
ﾌﾞﾘｭ｢そうそれです！さぁﾀﾗﾀﾗしてる暇はありません、戻って準備をしますよ!｣
｢我が転移させよう。｣
そう言うと白竜を中心に淡い水色の魔方陣が浮かび上がり、一気に部屋へ着いた。
ﾌﾞﾘｭ｢集合なさい、ワルキューレ!!｣
部屋につくと同時にブリュンヒルデが姉妹達を呼び出さす。
すると空間が捻じ曲がり、白い花弁が舞ったかと思えば、そこには十一人の人影が。
?｢はい、お姉様。｣
その中の一人が呼び掛けに応じた。
ﾌﾞﾘｭ｢ランドグリーズ、明日聖竜会があるのは存じ上げていますね?そのためこの零回戦人類代表、レイ・ヒムセプトのドレスアップを手伝って欲しいのです。｣
するとランドグリーズは優しく微笑み、
ﾗﾝﾄﾞ｢分かりました。他の者達にも手伝わせます。きっと神にも負けず、光り輝くばかりに美しくなりますよ。｣
?｢えぇそうね、こんな美貌だもの。楽しみだわ。先ずは香油ね、どの香りがいいかしら。｣
?｢髪飾りは、髪が銀髪だから…真紅とか金の歩揺をさしたら雪の中の椿みたい!｣
『う、あ、えぇ。』
ブリュンヒルデは何とか為る事を確信した。
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戸茂鳴滅離(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！更新待ってます…！！ (2023年1月28日 11時) (
レス) @page8 id: da21293a2d (このIDを非表示/違反報告)
8月の金木犀(プロフ) - ありがとうございます!コメント感謝です!! (2021年12月3日 22時) (レス) @page5 id: 2d666c93ca (このIDを非表示/違反報告)
雪太郎(プロフ) - とても面白いです！個人的には１０点満点です！お体に気をつけながらも更新頑張ってください！ (2021年11月17日 22時) (レス) @page3 id: d68d7c772b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月の綺麗な夜 x他3人 | 作成日時：2021年11月13日 22時
