漆黒の天使 *Changmin* (ページ11)

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成立ページ11

A｢いい子ね…良かった…？｣
ｾﾌﾝ｢ﾊｧ…ﾊｧ…はい…！｣

初めてだというｾﾌﾝにｻｷｭﾊﾞｽの力を与えつつ好きにさせてあげた。
動くたびｾﾌﾝの魂がｷﾗｷﾗ輝いて私の食欲を余計そそった。

こうして何度も交わしても私がﾕﾉに求めるものとｾﾌﾝに求めるものは違う。
ﾕﾉは私にｶｲﾗｸを与えｾﾌﾝは私がｶｲﾗｸを与える。
それはﾕﾉとｾﾌﾝでは私が欲する物が違うから。

A｢ねえ…ｾﾌﾝ…？今度は私の言うこと…聞いてくれるかしら…？｣
ｾﾌﾝ｢ﾊｧ…ﾊｧ…何でも…言って…下さい…。｣
A｢そう…？だったら…あなたの魂…私にちょうだい？｣
ｾﾌﾝ｢ﾊｧ…た…魂…？｣
A｢そうよ。ほんの少しだけでいいの…あなたのその純粋で綺麗な魂を味見したいだけ…死んだりしないから…だめ？｣
ｾﾌﾝ｢(首を横に振って)だめじゃありません…ﾇﾅが欲しいものは何でも差し上げます…｣
A｢(ﾆｯｺﾘ)ありがとう。｣

ﾌﾌ…契約成立ね。

ﾊﾞｻｯ…！

ｾﾌﾝ｢ｳｯ…？！｣

口から煙のように出てくる魂をゆっくり吸い込んでいく。
美味しい…予想以上の味…。

ﾁｬﾝﾐﾝ｢ば、化け物？！｣

その声は…
見なくてもわかるけど。

A｢化け物とは失礼ね。｣
ﾁｬﾝﾐﾝ｢…？！ふ、服着ろ！？｣

何ｺｲﾂ
いちいち煩い。

ﾎﾞﾝｯ！

A｢(散乱した下着や服を拾い履きながら)面倒な生き物ね人間って。｣
ﾁｬﾝﾐﾝ｢ｾﾌﾝ？！お前な、何やってる？！ｾﾌﾝをｺﾛｽ気か？！｣
A｢そんな野蛮なことしないわよ。綺麗な魂を持ってたからほんの少し分けてもらっただけよ。｣
ﾁｬﾝﾐﾝ｢魂を分け…お前！俺から魂取らずにｾﾌﾝから奪おうとしたのか？！｣
A｢ﾌｯ…そんなわけないでしょ(笑)あなたの魂と比べ物にならないくらい綺麗な魂なのに。どうして父上はあなたの魂を奪えなんて言ったのかしら。どうせならこんな綺麗な魂の方がいいのに。｣
ﾁｬﾝﾐﾝ｢魂を喰らうなんてやっぱ化け物じゃないか！｣
A｢説明するのも面倒(ｳﾝｻﾞﾘな顔)｣
ﾁｬﾝﾐﾝ｢面倒ってなんだ？！それよりｾﾌﾝを元に戻せ！｣
A｢心配しなくても元に戻るわ。余韻に浸ってるだけだもの…私が与えたｶｲﾗｸのね…。｣
ﾁｬﾝﾐﾝ｢…ﾋｮﾝにも同じことしてるのか？ﾋｮﾝと寝るのは魂を喰らうために！｣