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*第82話 ページ33

そ「じゃあ、そろそろいい感じの時間だし帰るか。今日は家来るんだよね?」



「うん!彼方くん家に行く!それで一緒に部屋着着たい!」



そ「そうだな。じゃあそうしようか。」



そういって、また手を繋いで帰る。

それだけでとても幸せな気分になれる。



家に着くと



そ「先風呂入っていいよ。」



「うんわかった!」



彼方くんはいつも私に先にお風呂に譲ってくれる。

そういうさりげない優しさが好き。




彼方くんの家に泊まるようになってから下着とか着る服はだいたいおいてあるから、そこから下着を選ぶ。


(今日はクリスマスイブだし、もしかしたらそういうこともあるよね…)



そう思って、今日のために用意していた白の綺麗なレースの下着を出す。

前回、そういうことをしてもいいって言ったら、私が震えたのに気づいて彼方くんは辞めてしまった。


あの時は申し訳なかったけど、怖かったのも事実。

あれから彼方くんは私にそういうことを求めることはなくなった。時々キスはしてくれるけど、触れるだけの優しいキスだけだし、彼方くんから抱きしめてくれることも少ない。もしかしたら我慢させちゃってるかもしれない。



この前は急で準備出来てなかったから震えちゃったけど、今日は心構えができているから大丈夫!


それに私も、彼方くんと‥



よし!今日はいつもより念入りに洗おうっと。




「彼方くん出たよ〜」



そ「お。やっぱり似合う。可愛い」



そういって頭をポンポンしてくる。



彼方くんのポンポンが好き。



「えへへっ」


そ「じゃあ入ってくるわ」


そう言ってお風呂に行った。

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作者名:sena | 作成日時:2022年1月19日 23時

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