四季折々を君と２【srr】 (ページ3)

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＊第５２話ページ3

そらるside

Aが家に泊まった日から、スタジオに行くとAは必ずいなくて、あのうっとおしい店員がいつも対応していた。

まふまふから聞いた話だと、俺だけじゃなくまふまふにもあのような媚を売る態度らしい。

Aがいないか何度か聞いたが、いないといわれたり、裏にいるといわれたり、呼んでといっても呼んでもらえず結局スタジオ練習が終了してしまうまで会うことができなかった。

Aが他の仕事で忙しくて、俺がスタジオに行く日は表に出てこれないというだけならまだ納得がいくのだが、連絡しても一向に既読がつかず返信が来ない。

もしかして、俺何かしちゃったのかな。

ま「そらるさーん？どうしたんです？考え事ですか？」

そ「いやー、まあうん。」

ま「分かった！Aさんのことでしょ。」

そ「⁉」

ま「ふふふー、どれだけそらるさんと過ごしてると思ってるんですか！そらるさんの思っていることなんて筒抜けですよー」

やっぱりまふまふにはばれてたか…。

でもこのもやもやをかかえたままだと、作業もはかどらずみんなに迷惑をかけることになってしまう。

実際、さっきからまふまふとライブの最終確認をしているのに、全然頭に入ってこない。

まふまふなら俺が何かしてしまったとか何かわかるかもしれないし、相談してみるか。

そう思い、Aとあったことを最初からかいつまんで話した。