四季折々を君と２【srr】 (ページ11)

今日:10 hit、昨日:16 hit、合計:8,002 hit

＊第六６０話ページ11

そらるside

結局Aとは連絡が取れないまま3か月が過ぎ、俺の誕生日ライブが来た。

Aのことは忘れられないまま時間ばかりが過ぎていく。

もう俺の事は忘れてるかもなあ…笑

スタッフ「そろそろスタンバイお願いしまーす」

そ「はーい」

今はライブに集中。

いつも応援してくれているリスナーに感謝が伝えられるように、最高のライブにしないとな。

カウントダウンが始まり、ステージへ進む。

バッとステージが明るくなり、歌が始まる。

客席を見ると、青のペンライトで埋まっている。

そ「みんなーありがとう！超綺麗！」

そうみんなに呼びかけるとみんながわああああと返事をくれる。

数曲歌い終え、MCの時間に入る。

しばらくしゃべり、ふと最前列のほうに目を向けると

ばちっ

ある一人の人と目が合った。

A…！！

Aがいる。ずっと会いたかったAが目の前にいる。

Aをみつけ、すこし戸惑ってしまったのを、「ちょっと水のむね」とごまかす、。

Aは俺を見ていてくれた。
このチャンスを逃すわけにいかない。

そう思い、衣装交換のために着替えに控室に戻った時にスタッフさんに席番とどんな人か特徴を伝え、ライブ後に残ってもらえるようにお願いした。

やっと話ができる…！