プロターゴニスト(男主/Jr.)2 (ページ21)

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20.全員アンケート②

最後僕で皆のテンションはまたあがってくれたとはいえ、事故ったことに変わりはないのでワタの謝罪タイム。

「さっきの、あの～犬のくだりよりヤバかったよ今」

「パワハラが？」

「だから俺とお前のパワーバランス俺のが下！」

続いてもわりと事故。

「(陥没さんのいいところって、皆と違って入所が遅い分男子高校生みが強いところだしなぁ)」

ここにいる皆は小さい頃からジャニーズの子多いし、その分芸能界慣れしてるところあるけど、陥没さんは良くも悪くもチビジュと一緒で不慣れなこと多いから。

「(いや～でも耳動かせるを特技はさすが天然。しかもホシキにとられたし)」

「さぁ続いての特技は、これから身につけたい特技。気になる回答はってもう笑っちゃってんじゃん」

「ごめんなさい、面白いですこれ」

「こちら、じゃん！水を1秒で飲むやつ」

「俺かも」

颯太？と隣の颯太を指差すと、颯太は笑いながらうんと頷いた。

「え～なんかぁ。たいこーがやってたんすよ。あの7menの」

「佐々木大光？」

「そう。めちゃかっこいいなぁって思って」

「？？？」

「一瞬で水飲むの？」

「そう。1公演で1.5Lの水を飲むってのを目標にしてて」

ああ、やってるねとコーキが言う。
確かにやってたような気もする。

「なんでぇ、1秒で飲めちゃったら簡単じゃないかなって」

「？？？」

コイツまじか？と思って見ていると、颯太はガチで数秒で水を飲み干した。

「(これは僕無理だわぁ)」

「続いてぇ、克服したい苦手なことは。気になった回答こちらです。ノニジュース」

「うーわ鬼」

「ノニジュース。これ書いたの」

湧が俺？と言うが、この感じたぶん他にもいる。

「これは湧です。これはあれだよね。大縄跳びの企画で苦手になったってことだよね？」

「それ以外で飲んでないやん」

「まさか？」

「え、ちょっと待って流石にないっすよね？」

「ノニジュースを絶対に飲みたくないって書いてたメンバーがけっこういっぱいいるんですよ」

コーキは鬼なのでその他陥没さん、つーちゃん、ゆせ、クロ、トヨさん、アオ、オリ、クボレンをあげた。

「では全員ノニジュースを飲んでもらいます」

「パワハラ～」

「お前それただ言いたいだけだろ！」

颯太がニコニコ湧をからかってるが、湧はもう絶望的な顔で僕に助けを求めてくる。

わかる。でも僕じゃコーキプロに勝てないよ(？)。