▽よしくんばーすでー ページ13
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prr「もしもしA？」
『！出るの早い！』
「あはは、ビックリさせてもうた？」
『うん…びっくりした』
「んふふ、ごめんなぁ」
そういつもの様に笑うよしくん。
まさに自分の誕生日のことなんて知らないようで。
よしくんあと30分で誕生日だよ、って言うと
さすがに分かっとるよ笑と言われた。
「なに？誕生日祝うために電話かけてくれたん？」
『…もう、この会話毎年してる』
「あはは、そやったっけ？
Aとの時間が幸せすぎて覚えてへんわぁ」
さすがリア恋ナンバーワンと言ったところか、サラッとそういうことを言い退ける。
今ビデオ通話じゃなくて良かった、じゃないとこのリンゴのように真っ赤になった頬を隠しきれないから。
「それにしても30分前に電話かけてこなくてええんよ？
1分前とかで」
『…だって、他の人がかけるかもじゃん』
「！、そんな可愛い理由でかけてくれたん！？」
『んもぉ！可愛くない！！
おじさんになるくせに』
「おじさん！？
…おじさん、かぁ
Aと6個も今離れちゃうもんなぁ
もうそんな歳になるんやなぁ」
冗談で言ったのに、なんでか浸ってる。
ぽやはきっと歳を重ねるにつれて酷くなっていくんだろうな。
逆に治って言ったらそれはそれで嫌だし。
「っていうか、6個5個もAと離れてたら結婚できひんやん」
『！？、けっ、結婚…！？』
「うそうそ、そんなん颯斗さんに怒られてまうから笑」
颯斗というのは私のお兄ちゃんのこと。
お兄ちゃんは俗に言うシスコンらしく、私もかなり愛されて育ってきた。
まあそのおかげで、ジャニーズに入ってからは苦労してきたけど。
「まあこんな可愛い妹が居ればシスコンになるわ」
『かわっ、もう、さっきから意地悪しすぎ！』
「あはは、ごめんごめん
そんな怒らんとって〜笑」
ほんとに、誕生日だからって調子乗りすぎ。
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作者名：しき | 作成日時：2022年11月8日 11時
