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ニセカレ49 ページ9
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孤爪「ここ、間違ってる。」
A「うおっ、研磨…
声くらい掛けてくれればいいのに…」
テスト約一週間前の昼休み
日直だったおれは、先生に提出物を出し、教室へ戻ろうとしていた。
そんな時、図書室の前を通った時にAが勉強してる姿を見つけた。
．
孤爪「いや、通りかかったらAが居たから…」
こんなこと言ったら引かれるだろうか…
そんな不安が頭をよぎったが、Aはそんなこと気にしないだろう。
A「そっか、あ"ーー疲れた…」
椅子にもたれかかり、腕を伸ばしている。
チラッとノートを見れば、結構やったんだなと察した。
孤爪「続きは？」
A「いーの！休憩！」
Aは虎ほど馬鹿ではない。
かと言って頭がいいわけでもないけど。
計画的にやることが嫌いなだけで、本気でやればおれより頭がいいかもしれない。
おれだって、Aが頑張ってやっているのを応援したいし、そんな姿はかっこいい。
A「あ、それで、ここのどこが間違ってるの？」
孤爪「えっと、そこは、
ここがこうなるはずだから、…」
A「……ん？ちょっと分かんないっすね…
教えてください、研磨さん」
孤爪「ん、じゃあ、……」
．
．
まって、おれ死にそう←
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作者名：中島比奈 | 作者ホームページ：http://なしb
作成日時：2017年8月30日 19時
