私の幸せII (ページ8)

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翌日

ｲﾙ「適材適所。それぞれに合った教師と交渉してもらう」

そう言ってみんなに合った教師の許可書が配られた

私はライム先生だ
正直不安しかない。
けどそれよりも王の教室が手に入るかもしれないというワクワクが勝っていてやる気しかない

『ライム先生。』

ﾗｲﾑ「はぁい♡何かしらAちゃん？」

『許可書にサイン頂けますか？』

ﾗｲﾑ「んータダではいやねぇ♡」

『やっぱり』

ライム先生も教師だからそんな簡単にハンコを押す訳には行かないのだろう
そうなると思って対策を考えている

『じゃあ、私の恋バナと交換はどうですか…』

自分の恋バナを交渉材料にするにめちゃくちゃに恥ずかしいけどこれしか思いつかなかった…！
前研修に行った時には話すのをだいぶ渋って結局は話さずに研修を終わらせたから釣れると思うんだけど

ﾗｲﾑ「！いいわよ♡」

『ほんとですか!?やった！』

自分の恋バナと交換だから喜んでいいのか分からないけどこれからの待遇と比べたらそんなの屁でもないから気にしないでおこう。

『まずは出会いから…』

とライム先生に自分の好きな人、アズくんとの出会いから今までの何もかもを話した。

ーー

ﾗｲﾑ「はぁー♡やっぱりあなたはまだ磨きがいのある子ね♡アスモデウスくんと付き合ったら報告ちょうだいね♡」

『はぃ…』

話していく上でライム先生が結構キャーキャー言ってくれたり質問をくれたから結構時間がかかってしまった。
早くイルマくんの所に帰って渡さないと

『イルマくぅーん』

ｲﾙ「ん、Aか。ライム先生どうだったよ」

『なんとか取れました…』

ｲﾙ「おっ！よくやった！ライム先生との交渉だしアリスとの話でも売ったか？」

『ぅんって私イルマくんにアズくん好きなこと言ったっけ？』

クララに言った時は2人だったし、基本イルマくんはアズくんが常に一緒にいるから2人で話す機会がなくて話していなかったような…

ｲﾙ「そりゃあ、Aの顔見てりゃわかるだろ、たぶんクラスのほとんどが気づいてんぞ」

『嘘っ！』

ｲﾙ「アリスはそこんとこ鈍感っぽいから気づいてないけどな」

とニヤと笑っていた。
そんなに私顔に出てたかな。恥ずかしい。エリザさんにバレてたのは知ってたけどジャズさんやリードさんにまでバレてたってこと！？

ｲﾙ「ﾌﾊｯ顔真っ赤！」

『もう！笑わないでよ！めちゃくちゃ恥ずかしいの！』

ｲﾙ「恥ずかしがってるとこ悪いが、Aにはもう1人行って欲しい教師がいる」