私の幸せII (ページ20)

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この前のイルマくん連れ去り事件からイルマくんはバラム先生と仲良くなったみたいでバラム先生が書いたという絵本を読みながら勉強をしていた。
確かにわかりやすい。
絵本以外にも前のようなクイズ形式での一問一答をやってみたりしながら勉強している

ｱｽﾞ「水一滴で30m茎を伸ばす植物と言えば？」

ｸﾗ「はい！ニギニギ草！！」

『正解！』

アズくんと私は基本補佐の方に回っているけど、自分の知識も再認識できるからいい経験になっていると思う

ｲﾙ「なにか良い暗記方法は…」

ｸﾗ「歌うといいよ！」

とクララがそれぞれの植物の特徴を捉えた歌を歌い始めた。
確かに記憶に残るリズムに歌詞をつけると覚えやすいかも…

ｱｽﾞ「こやつの歌は置いといて、たしかに魔界に伝わる星の歌や拷問の歌は歌っていると覚えやすいですね」

『星の歌！懐かしい！』

ｲﾙ「懐かしい…？」

『うん！昔お母さんが子守唄の代わりに歌ってくれたんだ…!』

ｲﾙ「子守唄の代わりにもなったりするんだね…」

懐かしい記憶も思い出したし、みんなで歌って踊りながら覚えるのがいいのじゃないかという結果になりダンスもつけながら何回も歌っていた

ーー

みんなが勉強に飽きている中イルマくんは飽きずにジャズさんに計算方法聞いていたり、リードさんおすすめの魔歴の人物が出てくるゲームをやって人物名を覚えたりバラム先生の絵本を読んだりして日々勉強を続けていた

数日して小テストをした時イルマくんは最初は1桁台だった小テストの点数が55点にまで上がっていた

日頃から飽きずに勉強を続けているイルマくんだからこんなにも伸びたのだ