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Episode2 ページ4

-貴方 side-


あたしの新しい学校、青葉城西高校に転入して初めての登校。


職員室へ行き、担任の溝口という教師にクラスへ案内された。


教室に入るなり周りはビビってるような表情。
予想通り。


適当に自己紹介だけすると、担任は不服そうにしたが、別にいいだろう。

だって、クラスのやつはあたしを怖がって仲良くしようなんて物好きはいないだろうから。



夢小説の転校生の特権である窓際1番後ろの席に座ると、隣の奴が声をかけてきたけど無視した。


席言われたとき、めっちゃビビってこっち見てたし、気使ってんだろな。





そのあとすぐに始業式があり、軽いホームルームをしてもう帰りになったけど、担任に呼び止められ、職員室へと連れていかれた。


なんなんだよ…眠いから早く帰りたい。




溝「お前、何か入りたい部活決めてたりするか?」



は?部活?



『…どこにも入る気ないんすけど。』



溝「そうか…。まぁうちは基本的に強制はしてないんだけどな。」



じゃあ別にいいじゃねぇか…なんで呼び止めたんだよ…。



溝「如月、男子バレー部のマネージャーやってくれないか?」



『は?』



いや、何もしないって言ったばっかですけど。
話聞いてんのかこの人。



溝「色々部員たちと話し合ってな…。マネージャーやってくれる奴探してんだよ。バレーの知識がないとか、マネージャー経験なくてもいい。ただ一つ守ってくれれば」



『いや、さっきも言ったけど部活はしないんで。話ってそれだけっすか?』



溝「お、おう。そうか。うん、まぁ話はそんだけだ。」



『じゃあ帰るんで。』



時間の無駄だった。その場で聞くだけでもよかったのに。


ていうか、よりにもよってバレー部…。






なんなんだよ、ほんと。









.









〜貴方が去った後の職員室にて〜


?「溝口くん、今のは転校生かい?」



溝「入畑監督!そうなんです。如月Aって言って…。あいつらと話してたマネージャーの件、転校生だしと思って聞いてみたんですが、断られまして…。」



入「如月…?」



溝「え?如月のこと監督知ってるんですか?」



入「うーん…どこかで聞いたような気がするんだけどね…。」



溝「バレー関係ですか?聞いたことないっすけど…。」



入「記憶が定かじゃなくてね…、そうだ溝口くん。今日の練習についてなんだが…」



溝口「あ、はい!」









〜何かが起きそうな予感がしていた〜

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作者名:かみなづき | 作成日時:2018年9月8日 3時

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