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Episode28 ページ30

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第一セット目、何やらちぐはぐな烏野に差をつけてこちらがセットをとったが、第二セット目、いきなり噛み合い始めたあちらの攻撃に翻弄され、セットを取られてしまった。


セッターがスパイカーに合わせるというめちゃくちゃな速攻に振り回され、烏野の勢いを止めることができないまま第二セットが終わり、青城では妙な空気が流れていた。



「アララッ、1セット取られちゃったんですか!」



入「おお!戻ったのか及川!足はどうだった!」


及「バッチリです!もう通常の練習イケます!軽い捻挫でしたしね」



ようやく戻ってきた及川さんに黄色い歓声が上がり、それに答えるように手を振った。



岩「おせぇんだよボケ。手なんか振ってる暇あったらとっととアップしに行けグズ」


『アップ念入りにしろよ。適当やって悪化させたらぶん殴る。』



及「なんでこの二人は俺にだけこんな当たり強いの????」


花「心配なんだろ(適当)」


松「ほら、いいからアップしてきなって。」


塩(?)対応な二人にツッコミを入れる及川さんを、松川さんがなだめ、及川さんは空いているコートでアップを始めた。





岩「…及川が出る前に負けて終わったなんてならねぇようにすんぞ。集中力切らすなよ。」



部員「「「おう!!」」」



及川さんの登場と、岩泉さんの一言で妙な空気は振り払われた。部員も気持ちを引き締め直す。








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試合が終わった。
及川さんが入る頃には21-24とリードされ、及川さんのサーブで1点差に詰め寄るも、最後あのおかしな速攻で点数をとられ負けてしまった。

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作者名:かみなづき | 作成日時:2018年9月8日 3時

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