青葉城西の転校生は不良…なのか？【HQ】 (ページ29)

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Episode27 ページ29

『～～で、試合開始は20分後です。それまでにアップとか準備もろもろ終わらせといて下さい。』

澤「わかりました、ありがとうございます。」

田「青城に潔子さん並の美女が…！！」

縁「おい田中！あんまりジロジロ見んなって！」

如月さんが敬語で話してる…新鮮…！！

説明を終えたと思われる如月さんは、こちらに戻ってくるかと思いきや、烏野のマネさんに近づいた。

『ドリンクまだですよね、案内するんで。』

そういって烏野マネさんが持っていたボトルの入った籠を、1つ取って歩き出した。

清「あっ…！」

無愛想だけど、急に持ってくれたことに驚いて一瞬戸惑っていたが、すぐに後を追う。

如月さんはドア前で少し振り返って烏野マネさんに、

『ここ、滑りやすいんで気をつけて下さい。』

と言って、また歩き始めた。

それを見て烏野高校はイケメンだ…紳士だ…惚れそう…とざわついていた。

あんな紳士な如月さん見たことない…！
女子相手にはあんなに優しいのか…というよりクールなイケメンって感じだ…！

試合開始数分前になって、ようやく戻ってきた矢巾は、何故か困惑気味だった。金田一は、ちょっと照れている。理由を聞くと…

矢「それがさ！！さっき水道のところ通ったんだけど、そこに如月と烏野のマネがいて…」

～矢巾's回想～

清「あの、籠どうも…、あとは大丈夫だから…」

『やる事なくて暇なんで、手伝います。』

清「！…ありがとう…！」

～回想終了～

矢「…って…！！あんな優しい如月見たことない！！イケメン過ぎ！！あと烏野のマネが顔ちょっと赤らめてて可愛かった！！」

山「あ、それなら…」

僕も先ほどのやり取りを矢巾達に教えた。

金「そういうのサラッと出来るんすね…かっこいい…！」

矢「何それｪ…、俺も女子にそうすればモテるの？？？彼女できる？？？」

国「矢巾さんがやったら下心バレバレだと思うんで無理ですね」

矢「国見そんなにはっきり言わないで！！！」

岩「おら、お前ら。もう試合始まるから整列すんぞ。」

金「あっ、はい！すんません！」

岩泉さんに促されてスタメンはコート前、他はアップゾーンへ移動する。
如月さんはいつの間にか帰ってきていた。

いよいよ、試合開始だ。
出番があるかはわからないけど、頑張ろう。