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Episode26 ページ28

-山田side-


練習試合当日、烏野高校がまだ来ていないので、各自身体を動かして待っていた。




矢巾が金田一を連れてどこか行ってしまったので、帰ってくるまで休憩していると、そこへドリンクを作り終えた如月さんが戻ってきた。
ベンチに座るなり、日頃から手にしているノートをペラペラと見ていた。


部員のデータとか練習でのこととか書いてるっぽいし見てみたいけど、見せてって言いづらんだよなぁ。






データといえば、及川さんが嫌ってる影山ってどんなやつなんだろう?北川第一だったことしか知らないなぁ。


同じく休憩をしていた国見に聞いてみることにした。




山「なぁ、影山ってどんな選手なの?」



国「え…?あぁ、影山ですか。レシーブとかブロックとか、全体的に技術は相当高いです。特に、トスの技術は並外れてます。」


へー、なんか…



山「及川さんみたいな感じだな。」



そう言うと、国見は表情を曇らせた。




国「全然違いますよ。及川さんは選手ごとに考えてトスをあげてくれる。あいつはとにかく横暴でした。もっと早く、高く飛べ、俺に合わせろって。まるで一人で戦ってるみたいに。」


いつも無表情だから、不機嫌な顔結構迫力あるなぁ…。



山「そうだったんだ…、大変だったんだな。教えてくれてありがとな!」




いつもと打って変わって饒舌な国見を見て、あんまり触れてほしくないことだったのかと思い、自分から会話を途切れさせた。





ちょうどいいところで烏野高校が来た。1列になってお辞儀をする。



烏野「「「おねがいしあーす!!!」」」



青葉城西(うち)も一旦練習を止め、お辞儀をする。


青城「「「おねがいしあーす!!!」」」




挨拶後、すぐに練習を再開させる。




すると、如月さんが烏野高校の方へと向かっていった。主将と思われる人に話しかけ、何かを話しながら相手ベンチへと案内しているようだった。



如月さんと烏野がベンチへ近づくにつれ、会話が聞こえてきた。

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作者名:かみなづき | 作成日時:2018年9月8日 3時

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