青葉城西の転校生は不良…なのか？【HQ】 (ページ26)

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Episode24 ページ26

-矢巾side-

如月が入部して2日目の部活前。

溝「如月、来週の月曜までにジャージとか指定Tシャツ届くように、今日中に部員とかに借りてサイズ決めといてくれ。」

『大きめならなんでもいい。てかシャツ自由じゃねぇの？』

溝「アバウトだな…ちゃんと着てみて決めろ！！シャツは自由だけど一応指定のものがあんだよ。」

『着れりゃあなんでもいいっての…。』

如月はぶつくさ文句を言う。

花「始まるまでまだ時間あるから今着てみっか？」

そう言いながら花巻さんが着ていたTシャツを脱いだ。

及「ちょ、マッキー！！女の子の前で急に半裸とかないから！！」

花「え？あぁ、ワリィ。Aちゃんこういうの気にするタイプだった？」

『心底どうでもいい。』

花巻さんがTシャツを差し出すと、1ミリも動揺することなくそれを受け取った。

如月はジャージを脱いで、着ているTシャツの上から花巻さんのTシャツを着始めた。

金「Tシャツの上からで大丈夫なんですか？」

松「大体のサイズわかれば問題ないんじゃない？」

及「何？金田一…ここでAちゃんに脱げって？」

及川さんが意地の悪い笑みを浮かべてからかう。

金「ちがいます！！かさばるんで、その、あの…！！」

顔を真っ赤にして全力で否定する金田一。

花「後輩いじめてっと岩泉にド突かれんぞー」

及「い、今は岩ちゃんいないから平気だし！」

国「岩泉さんどうしたんですか？」

及「岩ちゃんは監督に呼ばれてるよ。ちょっと遅れそうだから先始めててくれってさ」

『……でかい。』

花「お、着た？あー、そうだな。デカいのがいいって言ってもこれはデカすぎだな。LLだし。」

松「ついでにジャージも着てみる？LLのやつ。」

松川さんが羽織っていたジャージを渡し、如月はそれを着る。見事な程にブカブカ。なんか彼ジャーに見えてちょっと…いい…！

及「彼ジ(松「言うな、やめとけ及川」ｳｯｽ。」

花「やっぱダメだな。これだとLでもデカ過ぎなんじゃねーの？」

及「そうだね…、渡っちサイズMだったよね？貸してあげれる？」

渡「はい！」

渡から受け取ったジャージとTシャツを着る。

及「うん！ぴったりだね。下のジャージは…まぁ同じだろうね。」

『ん、どーも。』

渡「あっ、うん！」

及「如月ちゃんの試着も終わったし、始めようか。」

如月は着ていた渡のジャージとTシャツを返し、渡が準備できたところで部活が始まった。