青葉城西の転校生は不良…なのか？【HQ】 (ページ16)

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Episode14 ページ16

あれから数十分後、休憩に入りベンチを見ると、如月さんが座って手に持ったノートに何かを書いていた。

及「ドリンクもう作ったの？仕事早いね！」

『そこにあんだろ。勝手に取れ。』

及「えー、可愛くどうぞ♡って渡してくれるくらいならいいんだよー？」

『わざわざ一人ずつ渡してられっかよ。飲みたきゃ自分で取って飲め。』

及「冷たすぎて心が凍りそう！！」

一々リアクションの大きい及川さんを見兼ねて、岩泉さんが口を挟んだ。

岩「あんまりからかうなよ。今なんか書いてんだろ。」

及「もうっ、岩ちゃんは後輩には甘いんだから！ドリンク適当に作ってないか確認してやる！」

松「急な姑モード」

花「情緒不安定かよ」

及川さんは1つボトルを取り、ドリンクを飲んだ。

及「…おいしい」

松「ちょうどいい濃さだな。ちゃんと混ざってるし。」

及「ほんとに？全員ちゃんとおいしい？」

花「粗探しヤメロ」

矢「おいしいっすよ。」

国見「俺のもですね。」

みんな律儀に答えていた。
僕の奴もちょうど良くて普通においしい。

及「嘘…金田一！金田一はどう？？？混ざってる？？？濃かったりしない？？？」

金「お、おいしいっす！！ちょ、及川さん！！」

意地になっている及川さんが、金田一の方を掴んで揺さぶる。

岩「お前いい加減にしろクズ川ｧ！！」

及「ごめんなさい！！」

後輩に迷惑をかけてとうとう堪忍袋の緒が切れた岩泉さんが、及川さんにボールを投げつけた。

それを見て絡まれた金田一は苦笑いしていた。
如月さんは、気にすることなくノートに何かを書き続けていた。
そこに次は、松川さんと花巻さんが近寄っていった。