青葉城西の転校生は不良…なのか？【HQ】 (ページ15)

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Episode13 ページ15

-山田 side-

あの後、如月さんは渋々着替えに行き、学校の指定ジャージを着て体育館へ戻ってきた。

同じタイミングで、監督とコーチと一緒に及川さんも帰って来た。

入「如月くんだね？部員達と色々あったようだけど、マネージャーを引き受けてくれてありがとう。助かるよ。」

『…いえ。』

及「それじゃあ、練習に入る前にお互い自己紹介しよっか！まず如月ちゃんからどうぞ！」

『…ﾊｧ…、如月A。以上。』

及「短いなぁ…；せめて前やってたポジションとか色々…『いいから次いけ』ちょっと！遮らないで！！ていうか前から思ってたけど俺一応先輩だから！敬語ね！」

『知らん。使いたい時に使う。』

及「ﾋｪｯ、頑なｧ…まぁいいか…。じゃあ俺からね！！」

そうして部員の紹介を一通り終えた。

及「まぁ、1日じゃ覚えられないだろうから聞いてくれればまた名前言うからさ！」

『いらん。』

及「もー、男バレの一員になったんだから仲良くしよーよ！」

『なんでもいいけどさっさと練習始めろナルシ。』

及「あれ？？？自己紹介したよね？？？」

『うるせぇ知るか。』

花「ナルシ…的確なあだ名じゃんかwww」

松「いいぞナルシ…www」

金「お、おい、国見…！」

及「おいそこの２人！！悪ノリしないで！！国見ちゃんも笑ってんの見えてっから！！」

岩「おい、とっとと始めるぞ。」

及「岩ちゃんはもっと俺に関心をもって！！」

賑やかなまま、僕達は練習に入った。
これからこれまで以上に騒がしくなりそうだなぁ…。

一方、如月さんはコーチと2軍の元へ向かい、自己紹介やらドリンクの場所などを教えてもらってるみたいだった。

説明している同級生は、如月さんの雰囲気におどおどしていた。気持ちはわかる…。

これから、上手くやっていけるだろうか。

少しの不安が拭いきれなかった。