【twst】暫定。模索。短編集 ※不穏注意 (ページ5)

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「そんなに怖がらないで？あまり痛いことはもうしないから。……ただ少し反省してもらうだけ。ね？」
「や、」

　手を伸ばそうとするも虚しく、アームの拘束が強くなりーーついに監督生は部屋の奥、真っ暗な空間に飲み込まれた。両耳のすぐ横で耳障りなノイズが響いている、それが何から発せられる音なのか監督生は分からなかったし考えるだけの余裕もない。これから自分はここで得体の知れないナニカをされるのだと、それだけは悟っていた。ガコン、パキパキ。聞き覚えのある音をもう一度聞く。目の前で壁が先程の逆再生のように展開されている、怪物が口を閉じるように。伴って監督生の視界も闇に染まっていく。指先すら動かせないまま、ただ一人オルトに縋り叫んだ。微笑む少年の姿と全身を縛り付ける金属塊。ヒトを象るか否かの違いしか今はないのに。
　笑顔で見送るように手を振るオルトの姿を最後に、監督生の視界は閉じた。

＊

PS

　オルトくんは素直で優しくてピュアで本当に可愛いですよね。でもピュアであることと無害であることとはノットイコールで、純粋なればこそ悪意無しにとんでもないことをしでかしてしまうこともあるんじゃないかな～と思っている人間です。アーキタイプ・ギアのパソストでもルチウスを助けようとして木を焼き払ったりしてたので。だから私の書くオルトくんは純粋だけど、その献身のための手段に致命的な問題があって結構えげつないことをしてしまう。シュラ監時空ならイデアくんも色々吹き込むだろうから尚更。そんな感じのやつを目指してます。
　書きたいネタは他にもあるけどベースケだからここには上げられない。どうしようかな。まあとりあえずほんと暫定、模索。

そんなつもりじゃなかったのに手篭めにされちゃう感じのイデ監（微裏）→←4