胃腸炎 ページ11
診察室に取り残された和也は、不安そうに硬直する。
「今から和也くんのばい菌検査するからね。
そこのベッドにごろんしよっか。」
「なに…するんですか…？」
「お尻から綿棒を入れるよ。」
はっきりと宣告されて、心臓が跳ねる。
「や…いやだ…！」
「こらこら。はやく横になりなさい。ズボン脱いで。」
今すぐ逃げ出したいところだが、熱でくらくらするせいで、
サポートに来た櫻井にあっけなく捕まってしまう。
しかも、予告なくズボンとパンツをさげられてしまった。
「やだぁ！」
恥ずかしさと恐怖で、和也の顔が赤く染まる。
「じっとしてないと痛いよ。
お尻から血が出るよ。」
お尻から血が出るという言葉にひるんだことろで
腰をぎゅっと押さえられて、身動きが取れなくなり、
和也はすんすん泣きながら、抵抗を諦めた。
検査の準備の間中、
タオルも何もかけてもらえず、恥ずかしさが増していく。
部屋には自分と先生以外に誰もいない上、
先生には検査の時にどうせ見られるのだから、
恥ずかしがらなくてもいいようなものだが。
そうはいえ、お尻を出し、
腰を丸められている格好は恥ずかしいものだった。
「和也くんお待たせ。検査始めるね。」
松本の宣告に、和也の体に力が入る。
もちろん「力を抜いて。」などという言葉はかけられない。
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すい(プロフ) - もうお話はけしてしまったのですか、、？ (2018年6月8日 22時) (
レス) id: 8880b23b54 (このIDを非表示/違反報告)
蒼沙 仁真 - このお話とても好きです。更新待ってます。 (2015年3月23日 16時) (レス) id: a3dd96c4b8 (このIDを非表示/違反報告)
まな - めっちゃおもしろいです！ (2015年2月4日 9時) (レス) id: e3ead53272 (このIDを非表示/違反報告)
ひびき - 忙しいとは思いますが、更新楽しみに待ってます！ (2014年11月27日 22時) (レス) id: 78ea246325 (このIDを非表示/違反報告)
ひびき - 忙しいとは思いますが、更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2014年11月27日 22時) (レス) id: 78ea246325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜行猫
作成日時：2014年6月9日 17時
