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時は過ぎ、放課後。あいにく日直だったラウールは、一人で帰るのが嫌らしい康二を教室に残して、一人日誌を持って職員室へと向かっていた。
コンコン、とドアをノックし一言声をかけ1歩中に入って視線を先生のいる右のほうへ移す。
刹那、視界に入るいつかのあの人。
頬が染まっていくのを自覚した途端、ラウールは小走りで担任の先生に日誌を手渡し、急いで職員室を出た。
後ろから止められる声も無視してそのまま少し走り、廊下の中央ぐらいに来てやっと壁にもたれて止まる。
「…はぁ…」
ただの息切れだけではない、乱れた呼吸。…胸が痛い。
一目見ただけなのに、凄く緊張している。
…苦しい。
「…駄目だ、マジで死んじゃいそう。」
早く帰ろう、と呟いて教室に戻り荷物を取りに行こうとしていたラウールの背後。
ふと人の気配を感じて何気なく振り返ってみればあの人で。
思わず息を飲んだ。
「どうしたの？俺の顔見て逃げたでしょ。」
「…」
声の主────先輩(仮)は、苦笑いを零しながら気まずそうに笑った。
「俺ってそんなに嫌われてるの…？」
「え？いや、違います、あの…」
わたわたと言葉を繋いでいくが、どうしてもこの状況を理解することが出来ず、顔はどんどん赤色に染まっていく。
もちろん、心臓はいつもより早く脈打っていた。
どうにかしてこの誤解を解こうと必死になっていると、察したのかは分からないが先輩は1歩ずつラウールに近づいていく。
後ずさりをしようにも足は地面にぴったりとくっついていて一切動かず、その人を眺めることしか出来なかった。
「お！結構良い顔してるじゃん。」
「ぁ、ありがとう…ございます？」
目の前まで来たと思えば、ラウールより一回りぐらい小さい先輩が下から覗き込むようにラウールの顔を眺める。
状況がいまだに飲み込めず、あたふたしているラウールをよそに、先輩は続けてこう言った。
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紫夏(プロフ) - 青草さん» 了解致しました。いえいえ、私なんて全然ですよ。でも、嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2021年3月2日 21時) (
レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
青草 - シチュエーションなどは天才の紫夏様におまかせ致します…！楽しみに待ってますね！ (2021年3月2日 19時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
紫夏(プロフ) - 青草さん» リクエストありがとうございます！シチュエーション等なにか書いて欲しいものがごさいましたらまたコメントして頂けるとありがたいです。少し遅くなってしまいますが、書かせていただきます。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
青草 - もしよろしければmmnb見たいです…！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
紫夏(プロフ) - yukiさん» リクエストありがとうございます！了解致しました。少し遅れてしまうかもしれませんが、それでも宜しければ書かせていただきます。 (2021年1月3日 9時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫夏 | 作成日時：2020年12月6日 10時
