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「んー……」
「…どうしたの…？」
「ゲームしとったんやけど、ゲームオーバーばっかでもうあきた！
それにりょうたくんがかまってくれへん…」
「勉強中なんだから仕方ないでしょ。」
「…つかれたような顔しとるで？
少しは息抜きしたほうがええんやない？」
まぁ、確かに頭にあまり入ってこなかったし、少し休んだ方がいいのかもしれない。
「うん、少し休むことにするよ。
ところで…康二は勉強、ついていけてる？」
「なっ！？ついていけとるわ！」
なんて少しヤケになりながら反論してくる姿も小さい子ならではの可愛さがあって。
たしか俺にもこんな時があったなぁ、なんて。
まぁ、3、4年くらい前のことだから結構記憶には新しい方だけどね。
「でも、いやいややってるんじゃないの？」
「う……だ、だいじょうぶやもん。」
「そう？
じゃあ、何か教えて欲しいこととかある？今なら何でも教えてあげるよ。」
「教えてほしい…こと…」
うーん、と悩んで数分後、思いついたのか康二は両手を合わせてあ！、と声を漏らした。
「これって勉強のこと以外でもええ？」
「…？うん、良いよ。」
「あのな…
ちゅーってどんな味するん？」
「…ん？」
あの…あれだよね、ちゅーってキスのことだよね。あの唇と唇が重なるやつだよね。
分からないって、ちゅーの味なんて。
人生で1回もしたことないのにそんなこと聞かないでよ、そんなの教えられないって。
「な、なんでちゅーの味を知りたくなったの…？」
「えっとな、実は学校で女子に、
『えー、こうじくんってちゅーの味知らないのー？』
『マジ？そんなんも知らないのw』
って言われて気になってん！」
えー……康二のクラスの女子ヤバくない…？
「お、俺、ちゅーした事ないから味とかわからないんだけど…」
「えー、そうなん？じゃあ……」
いや、じゃあって何。ちょっと怖いんだけど。
「別に知らなくていいんじゃない？そんなこと覚えても意味ないって。」
そう言うとがばっと肩を掴まれて、そのまま揺さぶられる。
「そんなことって言わんといてや！
オレのクラスの居場所がかかってるんやけど！！」
「うわ、わかった。わかったから落ち着いて。
…ていうか康二顔近いって。
ちゅーの味は教えてあげられないって言ってるでしょ。」
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紫夏(プロフ) - 青草さん» 了解致しました。いえいえ、私なんて全然ですよ。でも、嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2021年3月2日 21時) (
レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
青草 - シチュエーションなどは天才の紫夏様におまかせ致します…！楽しみに待ってますね！ (2021年3月2日 19時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
紫夏(プロフ) - 青草さん» リクエストありがとうございます！シチュエーション等なにか書いて欲しいものがごさいましたらまたコメントして頂けるとありがたいです。少し遅くなってしまいますが、書かせていただきます。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
青草 - もしよろしければmmnb見たいです…！ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
紫夏(プロフ) - yukiさん» リクエストありがとうございます！了解致しました。少し遅れてしまうかもしれませんが、それでも宜しければ書かせていただきます。 (2021年1月3日 9時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫夏 | 作成日時：2020年12月6日 10時
