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朝、目が覚めたらだてはいなくて。




誰と出かけたのか、いつ帰るのか。




そんなことすら教えて貰えない。




…悲しいなぁ…って思ったりしとるんやけどな。




「どこって……」




俺の問いかけに黙り込んでしまった。




「………別にどこでもいいでしょ、
康二に言う必要なくない?」




「…なんで…

おれ、仮にもだての…彼女、なんに…」




俺は、だての恋人なんに…




「…なんで…」




「……もうすぐ、彼女じゃなくなるから。

俺も、もう彼氏じゃなくなる。」




…彼女じゃなくなる?

…恋人じゃなくなる?




「別れるん…?

なんで…ねぇ、だて…」




はぁ、と小さく溜息をつかれた。




「なんでいつもすぐそうやって…

だから俺は…いや、もういいや。」




「…え…?」




「お風呂入るから。」




俺の横を通ってだてはお風呂場へと行ってしまった。




やっぱり飽きられちゃったんかな。




悲しくて、ゆっくりと寝室のベッドに横になって泣いた。









バタン、という扉の閉まる音で目が覚めた。




「あれ、俺…」




昨日、あのまま寝ちゃったみたいで。




「掃除と、洗濯しな…」




俺のご飯なんてどうだっていい。




とりあえず、家事をしてだてのご飯を作らな。




…今日も帰りは遅いんかな。




一緒に食べるのを待ってたらうざがられるかな。




細心の注意を払わないかん。

…だてから別れを告げられないように。









夜の7時半。




玄関でドアの開く音が聞こえた。




あぁ、今日は早いなぁ…なんて。




7時ぐらいにご飯は出来てたんやけど、だてと食べたくて待ってた。




大分冷めちゃったけど。




リビングのドアが開いて、
だての顔が見える。




いつにも増して表情がなく、たちまち不安になる。




…なにか、怒っとる?




「お、おかえりなさい。」




「………ただいま。」




テーブルにある料理をちらって見て、また視線を俺に戻した。




「…あっ、今温めるから。」




だての分の料理を持って、電子レンジまで運んだ。




なにしてるんやろ、俺。

帰ってきてご飯が冷たいだなんて、ダメに決まっとるやろ。




「…俺が帰ってくるより前に出来てたの?」

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紫夏(プロフ) - 青草さん» 了解致しました。いえいえ、私なんて全然ですよ。でも、嬉しいお言葉ありがとうございます! (2021年3月2日 21時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
青草 - シチュエーションなどは天才の紫夏様におまかせ致します…!楽しみに待ってますね! (2021年3月2日 19時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
紫夏(プロフ) - 青草さん» リクエストありがとうございます!シチュエーション等なにか書いて欲しいものがごさいましたらまたコメントして頂けるとありがたいです。少し遅くなってしまいますが、書かせていただきます。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)
青草 - もしよろしければmmnb見たいです…! (2021年3月1日 19時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
紫夏(プロフ) - yukiさん» リクエストありがとうございます!了解致しました。少し遅れてしまうかもしれませんが、それでも宜しければ書かせていただきます。 (2021年1月3日 9時) (レス) id: c21d0ca7dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫夏 | 作成日時:2020年12月6日 10時

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