僕の場所は、舞台と君の横 (ページ8)

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胃が痛い

佐山に聞くと

『わからんなぁ

でもおってもおかしくないよな』

なんて返答がきた

『あれなら直接聞いたらええねん

働いてる学校俺聞いててん前』

そんで俺はその学校の近くにいる

会いたいけどこんなことまでして会いにきてるのがバレるのが嫌や

胃がきゅうっとなる

「...はぁ」

「け、んちゃ、ん？」

振り返ると大好きな

「っ、A...」

Aが立ってた

A「え？なんで？」

「あ、いや別に」

A「ちょ、ここやとあれし

場所かえよ」

.

A「どうしたん？」

「いや、たまたま...通りかかって」

A「そうなんや(笑)

びっくりしてもーた」

「...」

嘘つき

知ってていったんに

女々しいな俺

A「ごめんなこんな仕事着で

恥ずかしいわ〜(笑)」

そんなことない可愛い

どんな格好でも

「大丈夫やで

仕事お疲れさま」

A「また、会えちゃったね」

「うん...」

A「どーしたん？なんか、あった？」

あかん

もう嘘つくのしんどい

「あんな、知っててん」

A「ん？」

「仕事場、知ってた

聞いててん前。

やから会いたくて...でも連絡先知らへんから」

A「...え、」

引いたんかな

「ごめんほんまに...」

A「そんなに...会いたがってくれてたん」

「...えっあ、うん...」