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『でどういうこと?』
帰ってくるとご飯が用意されていた。
でもいつものご飯の量じゃない…
兄「グクにも食わせてやれよ。な、グク!」
JK「はい!ユギョンヒョン、ごちそうになります!」
『はぁー。まぁいいや。』
兄「泊まっていくか?って言いたいけどせっかくホテルとってるんだしなぁ…」
『帰れ。』
JK「お世話になります!」
『この野うさぎが!」
図々しいにも程がある。
なにも知らないくせに見つけたら月1ペースでノコノコとやって来やがって。
JK「ヒョンのご飯は本当に美味しいです!」
兄「だろ?Aもほら、しっかり食え。」
日に日に日頃の仕事の忙しさと疲れで食欲は失せてるのはわかってるけど…
『いい加減毎日サムギョプサルとかやめてよ、兄ちゃん。食べれないよ。』
少量を食べて部屋に戻ればコンコンとグクも自分の部屋かと思うようにやって来た。
『客間に布団も敷いてただろ?そこで寝なよ。』
JK「ねぇ、そろそろヒョン達にも言ってもいい?」
『何を?』
JK「ここにいるって。整備士をしてるって。」
そんなことされたら僕の努力が水の泡になる。
『そんなこと誰も知りたがらないよ。』
守るために捨ててきた。
そう簡単には言えない。
『僕はお前らを裏切ったんだ。
それに嘘偽りなんてなにもない。
グク、、、もう来るのはやめなよ。
説得しても僕は帰らない。』
違う、帰らないんじゃない、帰れないんだ。
JK「そんな事ないよ。」
『グクここで寝るなら僕散歩でも行ってくるから。』
聞きたくない、期待さえもしたくない。
兄「お、おい?どこ行くんだ?!」
『コンビニ』
兄ちゃんがやめとけと言う言葉も無視して、
僕は夜な夜な散歩に行った。
静かなはずの釜山にサセンがいてるのも知らずに。
サセン「グクオッパ見っけた!」
ッ!
『グク!』
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作者名:チュング | 作成日時:2019年6月17日 9時