@ ページ28
昔から言われてきた。
ﾔﾝ「こっちの事務所に入らないか」
と、、、何度も会うことはしてきた。
兄ちゃんと違うところそれは、、、
感性だ。
薄々気づいてた。
僕は違う子じゃないのかって。
『ﾔﾝ社長のお言葉はありがたいですがお断りします。お帰りください。』
PD「なんど来たって変わらないぞ？」
ﾔﾝ「お、恋敵だな！ははは」
PD「やめろ、子供の前で。」
『子供じゃねーし。もう帰ります。』
いっつもそうだ。
嫌なスカウト。
芸能人なんてなるなんて…。
PD「やめろよな。ヒョソク。こんなことばれたらお前も気まづいだろ。」
ﾔﾝ「親だってことがか？？」
聞くつもりはなかった、なかったんだ。
PD「そんな話聞いて喜ぶやつがいるかよ。」
ﾔﾝ「そうか？」
PD「お前はだからダメなんだ！少しはAを見習えよ。」
ﾔﾝ「俺はコネでいれるつもりはない。実力を判断して社長として来てたんだがな？」
PD「だーかーらー！」
『お話のところ申し訳ないけど！
俺はここにいる。誰が父さんだって？笑わせんな。』
違う、兄さんと僕は違う。
母さん、真実はなんなんだよ。
初めてだよ、ここまで母さんを嫌いになりたくない。
父さんを嫌いになりたくない。
僕は現実から目を背けたんだ。
目の前にある真実から逃げて、楽を選ぼうとした。
-------
〜♪
音楽が急に止まった。
パッと振り向けば。
PD「やりすぎだ。休め。」
『何のようですか。』
PD「おいおい、社長が用もなければ来たらだめか？」
『あー、めんどくさい。勝手にしてください。』
PD「コンサートどうだ？出れそうか？」
このおっさん！大きい声で言うなよな。
『シークレットだろ？』
PD「おっと俺としたことが。」
病院連れていきたいくらいだ。
PD「正式に復帰を考えてくれたんだな？」
『どんな手を使ってでも帰ってこさせようとするじゃん。』
バイトでも良いしが許されない人気に普通の仕事ができないことも分かってた。
PD「整備士続けたいなら逃げてもいいんだぞ？」
『そのうち考える。逃げたりしないよもう。』
もうメンバーを裏切りたくないんだ。
PD「おかえり。」
『ん。』
PD「焼き肉でも食うか？」
『ん。』
PD「敬意がないな。」
『コーヒー飲めないのに持ってきたから。』
PD「うわっ、ねちっこいやつはモテないぞ？」
『うざーーーーー！』
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作者名：チュング | 作成日時：2019年6月17日 9時
