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@ ページ14

退院が決まった。
でも兄ちゃんにはあれ以降会えてない。
ただでさえ心配な体なのに、僕を庇った。


JK「A行くよ?」

『兄ちゃんは?』


みんなは知ってるはずだと思ったのに、
なにも知らないのか??


SG「とりあえず帰ろう。」

『僕の家に帰る。』

JM「無いんだよ?今日は我慢してホテルに泊まろう。ね?」


そう、僕たちの地域は広範囲に全焼した。
僕が釜山を出ようなんて言わなければよかったのに…


JK「歩ける?」

『歩ける。、、、ぅわっ!』


ペタンと地面に足をつき、
まだおぼつかない筋力が落ちきった足は言うことはきかず、リハビリをしてでもまだ歩くことは大変だった。


JK「大丈夫?手貸すよ。」


そう言ったのに、


『ぉわっ、!、、それおんぶだよ!』

JK「久しぶりに甘えろよ。ましてやまだ脱退もしてなかったらメンバーだろ。軽っ」

JM「そりゃぁね、診断書とかの書類見てたら体重50キロないんだもんね。」

V,SG「「は!?」」


筋力が落ちきったから、ご飯を食べないからだけじゃない。
食べるんだ本当は食べれるのになにも食べれなくなった。
何をしたいのかさえも分からなくなった。
そのお陰で何かを考えると、


『気持ち悪いぃ、、』

JK「袋渡しとくけど間に合わなかったら背中に吐いてもいいよ。」


お前は必ず僕の事を分かってた。
でも分からないことだってあるはずだよ。
ホテルに着いても歩くことさえ出来ない上にメンバー皆が僕を見てる。


『そんなに見られたら穴が開くよ。』

RM「元気だったのか?心配してたんだ。」


心のなかではごめんねと言えるのに、言葉では言えなかった。


JK「これを期に戻ってくるのは!?」


そんなこと答えるわけがない。


『ひ、一人になりたい。』


こんな夜景は久しぶりに見て、
あぁこんなことがあったんだと振り返ってみても怖いことが思い浮かぶ。


『、ゴホッ、、、は、はぁ、』


兄ちゃん、どこに行ったの?
僕を置いていってどこに行ったの?
近くにあった電話のコードに手を伸ばした。


『苦しいよ、、、』

SG「A!」


間一髪のようにユンギヒョンに止められた。


SG「お前一人だったらろくでもないことするな。」

『、、、、辛いんだ。』

SG「はぁ、一緒に寝てやるから。」


いっつもそうだった寝るときはユンギヒョンと一緒だった。
僕も弱い。だからこそ同じ共感を持っていてくれたヒョンの胸の中で僕は久しぶりに深く眠った。


『、、、メンバーに、手を、だすな。』

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作者名:チュング | 作成日時:2019年6月17日 9時

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