４２． 嫉妬と休息（不動・佐久間視点） ページ49
―パーティー会場・不動視点―
『兄ちゃん以外のヤツだったら一番信用できる奴かも。』
そんなことを言うのは初めてだった。
佐久間クンを信用しているのは火を見るよりも明らかだった。
別に言われなくてもずっと気づいていた。
だが実際に言われると胸がじくじくと締め付けられるように痛む。
それに…Aの表情で佐久間にどんな感情を抱いているのかはなんとなくわかった。
俺の前でだけ見せる無邪気な表情でも他の奴らに見せる生意気な表情でもなかったからだ。
…正直嫌なんだ、あいつが他の奴らに毒されるのが。
…そもそもアイツの面倒を佐久間クン如きが見きれるわけがない。
色々な感情でぐちゃぐちゃになりながら、遠くにいる佐久間を睨みつけた。
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―就寝前・和室にて・佐久間視点―
風呂上がりに和室で横になる。
この場所は談話室のような場所だがあまり使う人がおらず、俺の中で穴場スポットになっていた。
今日は練習が無かったのにやたらと疲れてしまった。
Aが居なくなった後にエドガーにAのことを質問され、エドガーが去った後はメンバー(特に綱海)に質問攻めにされ。
そして謎の圧による居心地の悪さ。
そしてようやく1人きりになれたわけだ。
別に興味のないテレビを流しスマホを眺めていると、突然和室の襖がガラリと開く。
横のまま入口の方を見るとAがスマホを片手に立っていた。
「「あ……」」
お互い目が合うとなんとなく気まずい空気が少しの間流れた。
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リリィ(プロフ) - Kariaさん» コメントありがとうございます、本当に嬉しくて何度も何度も読み返してはニヤニヤしてしまいました。とても励みになります！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 5fb9ab7224 (このIDを非表示/違反報告)
Karia(プロフ) - この作品は、今までに見たイナイレの夢小説の中でもトップに入るぐらい好きです。素敵な作品を生み出してくれてありがとうございます！ (2022年3月26日 22時) (レス) @page5 id: 03658bccca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ | 作成日時：2022年3月22日 16時
