番外編・2.5(不動視点) ページ13
夕食後……
喉が渇き、飲み物を買おうと自動販売機へ向かう途中の事。
風呂上がりだろうか、首からタオルを下げて眠そうに歩くAを見つける。
Aは俺に気が付くと嬉しそうに笑みを浮かべて手を振りながら近づいてきた。
しかし、俺が不満げな表情をしていることに気が付き、不思議そうに首を傾げる。
「兄ちゃん！……ん、？なんで怒ってんの？」
勝手に源田に部屋を伝えたことをちっとも悪いと思っていないらしい。
源田の事を”馬鹿が付くほどのお人好しの間抜け”だと常々言っているが……
俺からしたらAも最近は周りの奴らにあてられてかお人好しの仲間入りをしているように感じる。
…まぁ、Aにその自覚はないだろうけど。
「……もしかして、源田チャンのこと？やっぱダメだった？」
少しだけ考え込み、ようやく気付き、眉を下げて俺の様子をうかがう。
「そーだよ。なんだ教えたワケ？俺、源田から逃げて自分の部屋籠ってたンだけど」
じとりと睨みつけるとAは気まずそうに目を逸らした。
「…だってぇー……兄ちゃん、源田結構お気に入りじゃん…」
「意味わかんねーんだけど、冗談のつもりィ？」
喧嘩を売っているとしか思えない発言に思わず食い気味に、強めに言い返してしまう。
しかしAは狼狽えず、不思議そうにじっとこちらを見つめた。
「あいつが良い奴なのはわかってんだろ？だから無視できない、違うわけ？」
見透かされているような瞳に思わず目をそらしてしまう。
そんな俺にくすりと笑うと「もうちょっと素直になれば？源田チャンかわいそぉ」とからかうように言った。
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リアルが少し忙しくなってしまい、頻繁に更新できなくなってしまいました。
合間を縫って少しずつ更新していきます。
これからはモチベ向上のために特に本編と関係のないIFの番外編とかもちょこちょこ書いたりしようと思います。許してください。
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リリィ(プロフ) - Kariaさん» コメントありがとうございます、本当に嬉しくて何度も何度も読み返してはニヤニヤしてしまいました。とても励みになります！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 5fb9ab7224 (このIDを非表示/違反報告)
Karia(プロフ) - この作品は、今までに見たイナイレの夢小説の中でもトップに入るぐらい好きです。素敵な作品を生み出してくれてありがとうございます！ (2022年3月26日 22時) (レス) @page5 id: 03658bccca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ | 作成日時：2022年3月22日 16時
