ナムジュン君、途方に暮れる

5ーNJーキュン死？ ページ5

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今日はいつもの中庭ではなく
屋上にてランチタイム


『ナムジュン君、

これから私の事はヌナと呼ばないで下さい』

カレーパンを齧ろうとしたらそう言われ

一旦食べるのをやめた

「はぁ

じゃあなんて呼べばいいですか？」


『名前で、呼び捨てでね』


「うーん、
ずっとヌナだしなぁ

まぁ頑張ってみます」


カレーパンを食べながら続きを聞く


『でも敬語はそのまま継続で。

ナムジュン君の敬語は私にとって
萌えポイントだから』


「も、萌え…」


『そう、さしずめナムジュン君は大正時代の
文豪で、私はその先生のお宅で書生として
下宿している女学生…

敬語でたしなめられたりしたら

キュン死しちゃう』


「キュン死…」


ヌナの妄想劇場が始まったし
面白いから黙って聞いていたが


「死ぬのは困りますね」


『大丈夫！何度でも蘇生するやつだから。

たまに出るタメ口もキュン死対象です。


あ、ナムジュン君、呆れてる？

高尚な脳みそを持ってる君には
下らない話だった？』


「いいえ。

ヌナの妄想聞くの楽しいです。」


『あ、ヌナって言った！

あとはね、
ナムジュン君が何もないところでコケたり
化学室のビーカーを破壊したとか
それも萌えポイントだな』


「………


それ最近のやつですね…

なぜ知ってるんですか…」


『私、ナムジュン君の

スト ーカーだから(笑)』


「はぁ…

もう食べましょう。

時間なくなりますよ」



食べ終わると

フェンスの向こうにある
プールを見ながら

『ナムジュン君泳げるの？』

「人並みには」

『カナヅチかと思った(笑)』

「…………」





するとプールサイドまで行くと言い出し

「危ないですよ…」


フェンスを登って行くが
パンツ見えそうだし





「A、危ないからやめなさい」


『……はい。』

フェンスに張り付いてるヌナのお腹を抱えて
ゆっくりと下ろす


『ナムジュン君、

すぐ応用利かしてくれたんだね

キュン死しちゃった』









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