ナムジュン君、途方に暮れる

20ーNJーイケメンお断り ページ20

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いつもの昼休み


授業が終わり中庭で待ち合わせしている
ヌナのもとへと準備する


と、そこで廊下側の窓から現れた
可愛い弟分


「ヒョーン！

英語教えて下さーい！」

周りに居た女子達が
胸の前で手を合わせ色めき立ち、
クラス内がざわついている…


可愛い可愛い弟だけれども
ヌナに会わせたくないメンズ
堂々第1位


チョンジョングク！


あの顔面を見て好きにならない女子が
存在するのだろうか？


1年は別校舎だからと油断していたが
こうして向こうからやって来るとは…

「グギ、

ヒョンは今から約束してるし
英語は夜にでもうちに来ていいから…」



『ナムジュン君〜

良かった、まだいた〜』


「ヌ、ヌナ！

中庭行かないんですか？」


すぐさま廊下に出てヌナの横に位置づく


『そこの音楽室に行かなきゃ
いけなかったし誘いに来ました』


「初めまして！

ナムジュニヒョンのヌナ！」


『あ…はい』


警戒心むき出しの人見知り発動中(笑)

僕の学ランの袖口を掴んで少し後ろに
隠れるように一歩下がるヌナ

後ろを見ると助けを求めるヌナの目


「ヒョンの幼馴染のジョングクです！

こないだはミナヌナにも
会ったんですよね？」


『あー、

ナムジュン君と仲良い
1年のジョングク君だ』


警戒レベルが一気に下がったな…


「僕だけヌナと会った事なかったので
一度会ってみたかったんです！」


さすがのヌナもジョングクの
ご尊顔を拝すると(大袈裟)
浮き足立つのでは…


『私もお会い出来て嬉しいです！

あ、お昼の時間なくなる

ナムジュン君、行こ〜』


「あ、はい」


ジョングクは夜に行きますねー、
と言って教室に戻って行った



ヌナと向き合い先に言いたかった事を言う

「ヌナ、ダンバルモリにしたんですね。
可愛い…」


髪にそっと触れてみる


『そうなの〜

早くナムジュン君に見て欲しかったんだ〜
似合ってる？』


「似合ってます(笑)」


『嬉しい』

下を向いてはにかむヌナ

何も心配するような事は無かったし
僕の不安は杞憂に終わった









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「ヌナ、ジョングク男前でしょ？」


廊下を歩きながら聞いてみる


『うん。男前だった。

でも私、整った顔立ち
あまり好きじゃないからなぁ』


「…………」



なんか…


傷付いてから


ストンと腑に落ちたな…




喜んでいいやつだよな(泣)









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