15話 ページ17
Aside
がらがら、とドアを開けてずけずけと歩いて席に座ると兄さんから"遅い"という目線を食らう。けどそっぽ向いておいた。帰ってきた頃にはもう色々説明し終わってたみたいでほぼ帰るだけだった。そりゃあそんな目線食らうか…なんて思いながらも皆が教室を出るまで机に頬杖を着いて兄さんを待っていた。皆が出たのを確認し終わった兄さんはこっちを向いてちょいちょい、と小さく手招きをして教室を出ようと足を動す。がた、と机を揺らして立って兄さんの背中を追う。
「許可出たから職員室ね」
『ありがと』
「オールマイトと何、話した」
首を擦りながらそういう兄さんは普段の仏頂面で何を考えてそんな質問をしてきたか分からなかった。
『…？放課後話そう、とか』
"そんくらいしか話してないけど…"なんて言うとたった一言、"そうか"と返ってきて、疑問は深まるばかり。そのまま無言のまま職員室まで着くと兄さんが扉を開けて先に入ってしまうのを追いかけると真横からタックルされる位の強さで抱きつかれる。
「A〜〜!!」
『…ねむ姉…』
胸元の暴力装置に顔を埋められながらぎゅっぎゅっと窒息させられそうなくらい抱きしめられると命の危険を感じて背中をぽんぽんと叩いて主張して抜け出す。
『…死ぬかと思った』
ねむ姉の大きな声で私が職員室に居ることが全職員に伝わってみたいで皆がちらり、とこちらを見る。
『…相澤消太の妹の相澤A、です。お騒がせしました』
ねむ姉の代わりにそう言うとひざし兄の大きい笑い声が聞こえてきて
「ミッドナイトより大人ｯ!!」
「やかましい！」
そんな問答を繰り返す2人を横目に私はオールマイトを探している、のだが一向に見つからなくて頭上にはてなマークを出せばねむ姉が"どうしたの？"と聞いてくれて
『…あぁ、オールマイト探してて』
そういうと奥の方の細身の金髪の男性がぴく、と肩を揺らすのが見えた。
「お、オールマイト、ねぇ…えぇっと…」
彼が印刷室に脚を運ぶとそこからオールマイトが出てきて、何となく察した。
「…お！A少女じゃないか！」
なんてしら、と言ってくるオールマイトに吹き出してしまってオロオロされる。
『…ｯくく、…ｯははｯ……身構えなくていいです、見えてましたから…っふふ』
彼の分かりやすい行動に、本来の姿があのやせ細った姿ということに驚くよりも先に笑いが込み上げてきてしまってオールマイトが顔を青ざめて此方を見てみて、更に笑いが止まらなかった。
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ノト(プロフ) - 舞さん» 長らくお待たせいたしました。応援のコメントありがとうございます。これからもちょこちょこ程度にはなりますが更新して行きます。 (10月30日 10時) (
レス) @page23 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新ありがとうございます^_^ (10月22日 19時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます^_^ (2023年1月16日 15時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - アニメ好き╰(*´︶`*)╯さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！これからもゆるりと頑張っていきます！ (2022年12月31日 1時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き╰(*´︶`*)╯ - 相澤先生推しなので最高でしたぁ(^-^)更新頑張れ👍応援してるで (2022年12月27日 21時) (レス) @page20 id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月18日 2時
