12話 ページ14
Aside
「先生としてどうなんですかそれは。可能性がゼロではなかった。それだけです。見込みがない者はいつでも切り捨てます。半端に夢を追わせるほど残酷なものは無い」
これは昔からの兄さんのスタンス。これは兄さんの…
「君なりの優しさって訳かい、相澤君」
…また被った…
「でも…やっぱ合わないんだよなぁ…」
変な手の動きをしながら兄さんの背中を目で追うオールマイト。
…あ
『え!?ちょっと待って行かないで!?』
あらかじめ兄さんに用事があるって言ってたのにオールマイトと話が終わるとすぐに帰ろうとする兄さんの背中を追いかける。
後ろから笑い声が聞こえた気がするけど知らない。
「…あ」
私の声が聞こえたと同時に止まる兄さん。本当に忘れてたみたいで"すまん"と言いながら
『…はぁ、…今日学校終わるの早いでしょ』
「…あぁ」
『一緒に帰りたい』
「…俺は仕事が…『私残っていい？』…まぁ、確認しておく」
周りから聞くと曖昧な返事だと思われがちだが、兄さんはこういう事に関してはちゃんと検討してくれる人だ。一緒に帰りたい理由という理由も無いけど何だか話したい気分だった。…きっと疲れてるんだと思う。
『…ありがと、じゃあまたね』
体操服の件にまた苦言を呈されると思っていた兄さんは少しだけ意外、なんて言う顔を向けて
『…なに？』
「…いや……まぁ残るつっても野放しには出来ないから職員室になると思うが…」
少し不安そうにしている兄さんだったが、すぐに表情を戻して
「まぁマイクやミッドナイトも居るから大丈夫か。…お前ちゃんと礼儀あるしな」
なんて言いながら軽く頭を撫でてくる兄さん。ひざし兄やねむ姉は兄さんの好で昔から知り合い。この2人は小さい頃から良くしてくれてたし2人を兄さんは信頼してるし、兄さんを2人は信頼している。
この間ひざし兄に"兄さんとひざし兄は昔から仲良いのか"そう聞くと、
"……仲良かったよ。あの頃から俺達は親友だ"
と少しブルーな声色で返されたからきっと兄さんやひざし兄には昔何かがあったんだと簡単に予測出来てしまった。…だから、過去の事は聞かない事にした。兄さん達もあまり話そうとはしなかったから。
私の知らない事も教えて欲しいけど、それが彼らにとって嫌な思い出なら蓋をしていた方がいい。
『……え、褒めた？「褒めてない」…食い気味…まいっか、…今度こそまたね』
なんて言いながら踵を返して下駄箱の方に帰る。曲がった先には未だにオールマイトが居て流石にびっくりした。
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ノト(プロフ) - 舞さん» 長らくお待たせいたしました。応援のコメントありがとうございます。これからもちょこちょこ程度にはなりますが更新して行きます。 (10月30日 10時) (
レス) @page23 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新ありがとうございます^_^ (10月22日 19時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます^_^ (2023年1月16日 15時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - アニメ好き╰(*´︶`*)╯さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！これからもゆるりと頑張っていきます！ (2022年12月31日 1時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き╰(*´︶`*)╯ - 相澤先生推しなので最高でしたぁ(^-^)更新頑張れ👍応援してるで (2022年12月27日 21時) (レス) @page20 id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月18日 2時
