19話 ページ21
Aside
2対2で組む、って…このクラス21人だよね？？…うわ、なんか嫌な予感してきた。こういう時私変な運が………
「もちろん1チームは3人になるぜ！星が書かれてる紙を取った子は教えてくれ！」
………これ星ですか？星ですね、はい…
オールマイトの腕をちょいちょい、とつついて紙を見せる。
「A少女に渡ったか！うーん、…推薦入試一位通過の轟少年の相手のチームに行こうか！彼は強いからね」
こく、と頷いて尾白と葉隠の傍に寄ってよろしく、と伝えると相澤先生と一緒の個性って心強い！だとか頼りにしてる！なんて言われて悪い気はしなかった。
ちなみに葉隠はほぼどこにいるのか分からなかったよ。ほかの子らの戦闘訓練が続いてたけどちょっと興味なくて隅っこの方で見ている振りをしていた。すると私達の番になり、ヴィランチームになった。葉隠は隠密行動の為手袋と靴を脱ぎ捨ててどこかに行った。もう味方すらもどこにいるのかわからないよ。
向こうには障子がいるから索敵能力は高いはず、なんだけどきっと彼は…
建物のどこからがﾋﾟｷﾋﾟｷ､と氷の音が聞こえてきて咄嗟に凍らされないように天井、床が凍り、天井まで来ようとした所で既に凍った床に立つ。尾白はもう凍らされたか…
「ごめんｯ相澤」
『名前で呼んで、紛らわしいから』
奥から聞こえてくる足音に耳を立て、息を潜める。…けれどこのブッパだと障子も建物外だろう。
「動いても良いけど、足の皮剥がれちゃ満足に戦えねぇぞ」
『バァカ』
余裕綽々、と言ったように歩いて出てきた轟に横から蹴りを出す。咄嗟に個性を出そうとしたんだろうが私の抹消でもう彼は個性が使えない。
『ワンパターンなんだよ、使い方が！…ッくく…』
私の個性のようにワンパターンでしか使えない様な個性じゃないんだからもっと、もっと上手く扱え。
「何、笑ってやがる…！」
気持ちわりぃ、と言わんばかりにそのまま核へ走る轟に捕縛布を巻き付け近づかせない。
『私の個性に掛からなければ勝ってた…いや、障子を上手く使わなきゃ、お前は今みたいに…』
"負けてるよ"そういうと物凄い殺気を出しこちらを睨んでくる轟。
『…ｯふは、こわいよ、エンデヴァーの息子』
なんて言いながら怯んだ彼を捕縛布で引き寄せ、頭を持ち凍った地面に叩きつける。
『はは！障子は居なくても勝てたから？外に出してブッパしてこのザマか!!ダセェ！クソダセェ!!!』
高笑いしながらも欠かさずにテープを巻き付け、外にいる障子を探しに行く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 448人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノト(プロフ) - 舞さん» 長らくお待たせいたしました。応援のコメントありがとうございます。これからもちょこちょこ程度にはなりますが更新して行きます。 (10月30日 10時) (
レス) @page23 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新ありがとうございます^_^ (10月22日 19時) (レス) @page23 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます^_^ (2023年1月16日 15時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - アニメ好き╰(*´︶`*)╯さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！これからもゆるりと頑張っていきます！ (2022年12月31日 1時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ好き╰(*´︶`*)╯ - 相澤先生推しなので最高でしたぁ(^-^)更新頑張れ👍応援してるで (2022年12月27日 21時) (レス) @page20 id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノト | 作成日時：2022年11月18日 2時
