31話 ページ34
Aside
翌朝、教室に行くと皆ぐったりした様子で席に突っ伏していた。上鳴くんもまた然り…上鳴くんに話を聞いてみることにした。
『…おはよう…どう、したの？』
「…おー、猫葉ァ…マスコミぃ？の取材に巻き込まれてちょっとな…」
きっと俊典さんがここに赴任したからだろうな…
『へぇ…おつかれさま…』
「…え、もしかして心配してくれた感じ!?お茶行く!?」
『雑になってない？上鳴くん…』
呆れながら自分の席に座ると麗日さんが来た。
「お、おはよう！」
なんだかぎこちない姿に笑ってしまって
『ふふ、…あ、ごめん。おはよう』
何故かパァ、と顔を輝かせたかと思えば
「名前…！Aちゃんって呼んでもいい…!?」
『…もちろん。お茶子ちゃん』
更に顔を明るくするお茶子ちゃん。
この子も表情豊かだ…かわいい。
「あら、2人とも仲良かったの？」
ケロ、と言いながら蛙吹さんが近付いてくる。
「あ！梅雨ちゃん！さっき仲良くなったの！」
「あら、そうなの。…猫葉ちゃん、私も仲良くなりたいわ、ケロ」
そう言われてなんだか嬉しくなって、
『うん…！蛙水さん！』
「梅雨ちゃんと呼んで。私もAちゃんと呼ぶわ」
『…ふふ、うん！』
思わず笑みがこぼれる。
「…そういえば、昨日は大丈夫だったの？ケロ」
そう問われるとちょっと焦ってどう答えよう、と悩んでいると、後ろの廊下側の窓から声がして振り返る。
この匂い…！
「大丈夫だ」
「「相澤先生」」
「大方疲労が溜まったんだろ」
『はは、まぁそんな感じ…』
そういうと蛙吹さ… 梅雨ちゃんが口元に手を当てて
「ケロ、でも昨日は相澤先生居ない時だったけど知っていたのね、ケロ」
『あっ、えっと、、』
「…担任だからな」
「それもそうね、ケロ」
びっ、、くりしたぁ……
ほっ、と胸を撫で下ろしていると相澤先生に軽くじと、と見られてなんだろう、と思っていると、
「…運ぶの、手伝え」
「はい！」
「あー…悪い。猫葉に言った」
バツが悪そうに頭掻きながら言う相澤先生。
「でも私が浮かせた方が…」
最もらしいことを言われたが、多分相澤先生は話があって呼んだんだろう、と思って話を合わせる。
『の、能力使いすぎたら気持ち悪くなっちゃうでしょ、今日もヒーロー基礎学あるし、温存！ね？』
「確かにそっかぁ、Aちゃんお願い！」
『うん、行ってくるね』
ひらひら、と手を振って先生の後ろを着いていく。
梅雨ちゃんがじっ、とこちらを見据えていたことなんて知らずに。
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ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
