22話 ページ25
Aside
相澤先生のグッズを買い、俊典さんが猫グッズや猫用食料を買い…その中にマタタビが入っていたことはスルーしておいた。
マタタビは変な気分になるから沢山与えられると嫌になっちゃう。でも多分俊典さんだったら色々調べてから買ってるだろうからそんな心配は要らないかな…
…でも
『やっぱりしょうもない猫のおもちゃ買いましたね…？』
ギク、と行った感じでこちらを見た俊典さんは
「ハハ…言った通りになってしまった」
苦笑いしながらこちらを見やる。
可愛いけど可愛いけど…！お金の無駄遣いはダメだよね！
「夜ご飯どうしようか、何か食べたいものはあるかい？」
そう言われてはっと時計を見る。
モール内に居たから全然時間感覚なかったけれど、時計の針は確かに7時半頃を指していた。
『ん〜。俊典さんの食べたいもので』
「わ、私!?う、うーん…」
すると、俊典さんのスマホにﾋﾟｺﾝと通知音が鳴り、いそいそと通知の内容を見た俊典さんはにっ、と笑って
「決まった」
と言ってそこに行くことにした。
なんであの一瞬で決まったんだろう…と不思議に思いながらも着いていくことにした。
1度人混みに流されそうになると、俊典さんは手を繋いでくれた。優しい。
お店に入って座ると個室席で広かった。
2人なのになんでこの席なんだろう…と考えながらメニュー表を見ていると、パッと前触れもなく個室の戸が開いて
「よ！」
そこに居たのは右手を上げて挨拶してくるプレゼント・マイクとその後ろに着いている相澤先生だった。
『えっ、え？』
と私が困惑して俊典さんを見ると
「HAHA！サプラーイズ！」
そう言ってマッスルフォームになっていた
「はァ…オールマイトさんうるさいですよ」
そう言ってドカッと私の隣に座る相澤先生
『あ、相澤先生、来てたんですね…！』
相澤先生がグッズが入った袋を見ると
はァ…とため息をついて
「お前俺の事好きだな。本当に」
無表情で頭にぽん、と手を置いて撫でられる。
猫耳をさわさわ、と触られ、顎の下を撫でられて
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ…と喉が鳴る。
喉が鳴るの、止められなくて恥ずかしいんだけど…
じぃ、と皆が見つめてくるものだから恥ずかしくて縮こまる。
『俊典さぁん……』
と助けを求めると、相澤先生が眉にシワを寄せて
「貴方…どんな呼ばせ方してるんですか…」
「いや！いやいや！出かけるからヒーロー名は駄目だと思って！」
と必死な俊典さんに笑ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 799人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
