20話 ページ23
Aside
「聞いてくれてありがとう、猫葉少女」
『いえ、知れて、良かったっていうか…言ってくれて嬉しかったです』
「ハハ、君だから言ったんだよ」
さてと、とオールマイトはソファから立ち上がって
「ずっと行きたいと思ってたんだ、猫葉少女と買い物」
『しょうもない猫グッズ買ったらダメですよ』
「ハハ！そんな事しないさ…多分」
『言い切って下さい…』
先程のような真面目すぎる空気から一変、出掛けると決まれば早かった。
「相澤君も誘おうかな」
『…相澤先生、忙しいと思いますよ』
「なっ、私が暇だと言うのかね！」
うん、明らかに暇そうだけどね…
『冗談ですよ』
と苦し紛れに言うと、彼はそうか…と納得した様子を見せる。ちょろいな…
「そういえば相澤君は猫が好きみたいでね、今日も何かしら買っていたよ」
多分明日にでもなんか遊んでくれるんじゃないかな、と顎に手を置いて考えるオールマイト。
「よし、行くぞ！猫葉少女！」
急にﾎﾞﾝｯとマッスルフォームになって言うオールマイト。
『楽しみなのは分かりますけど、その格好では行けないですからね』
「わ、分かってるさ…」
しょぼ…と感情に合わせるようにオールマイトの身体が元に戻った。
『買い物の後は夜ご飯、外食ですよね！！奢ってくれるんですよね！！』
態とらしくきらきら、と眩しい笑顔を見せると
「当たり前だろう、この私になんなりと頼りたまえ」
えっへんと胸を叩きながら言う彼はとても可愛らしく思えた。かなり歳離れてるはずなのにな…
「仮眠室も保健室も私物化する訳には行かないからまだ大きい荷物は買えないが、娯楽の物も買おう｣
こうしてマッスルフォームではないオールマイトと隣を並んで歩いているとデートのように思えてくる。
こんなこと言ったら相澤先生が怒ってオールマイトが縛られる事になるから辞めとこ…
『楽しそうですね』
「ふふ、さ、猫になって」
学校の外に出るなりそう私に頼んで来て
『？』
「抱えて飛ぶよ！」
『えっ、えぇ！？！ちょ、もう懲り懲りで…!!!!』
そういうとオールマイトは、
「私に抱かれて飛ぶの嫌かい…？」
と少し不安そうな顔で問いかけてきたので、
嫌なわけない、と答えた。
あくまで、飛んで髪や諸々がくずれるのが嫌なだけ、そう伝えると嬉しそうに笑っていた。
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ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
