8話 ページ10
Aside
ーとりあえず、私は目立つからお金渡すから色々買っておいでー
と言われ、色々買ってきた。
渡された額全部使うと5万程あったので、ぜんっっぶ使った。お金渡してきたのはオールマイトだ。
私が遠慮しても彼はきっと喜ばない。
寝泊まりしていた公園に隠していたヘソクリも持ってきたのでここに住む準備は万端。
パーカー、ズボン、ジャージ…
歯ブラシコップやシャンプーボディーソープ…などなど。あと、人間用の食料と、猫用食料をどっさり。
実際猫用食料を買った方が安く収まり、身体に悪いものは大概入っていない。猫モードだとキャットフードも不味いことはないからこれで済ませるのが妥当だろうと考えた結果がこれだった。
雄英に帰ってきた。
さっき生徒証も貰った為か、今度はバリアを張られずすんだ。
とりあえず仮眠室に入ったら制服からパーカーとかに着替えて、制服の採寸をしに行く。そしたらご飯作って保健室のシャワー浴びて〜
などなど考えながら仮眠室のドアを開けて徐に着替え始める。
猫耳パーカーだから耳を仕舞わずともフードを被れば良いものを買ってきたのできっとちょうどいい感じになる。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
……がらがら？
なんの音だろう、と音のした方を見ると、細身で布を巻いた黒い……、
……!!彼だ、黒い、黒い人!!
「なっ…!!!」
『におい、においも一緒……！』
憧れの彼に抱きつこうとすると
「おい！悪かった！俺が悪かったからこっちに来るな！」
ﾋﾟｼｬﾝｯ
とドアを閉められ、私は飛びつこうとした為に
ﾄﾞﾝｯｯｯｯと鈍い音を出して頭、いや、身体全体をぶつけた。
「……悪い。とりあえず、服、着てくれ……」
『!!!!!』
下着姿なの、忘れて抱きつこうとしてた。
だから、顔、赤かったんだ。
パーカーを着終わってｶﾞﾗｶﾞﾗ、とドアを開ける。
間違いない、間違えるわけが無い。あの時からずっと会いたい彼が、目の前に居る。
『…ヒーロー…』
涙目で彼を見つめながら
「…!!…ふっ、さんをつけろ、さんを」
伝わったことが嬉しくて猫なのにわんわん泣きながら彼に抱きついて泣いた。
それはもう、たくさん。
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ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
