15話 ページ18
Aside
…あれ…オールマイトの匂い…、、
匂いの方向に顔を向けるとオールマイトが真っ直ぐ緑谷くんを見てニカッと笑っていた。
安堵と嬉々と…とりあえず緑谷くんに大きな感情を持っている、それは何も聞かずとも匂いだけでわかる事だった。
あの2人に何があるのかは、この際どうでもいいけれど。
それでもオールマイトの顔は子供の成長を喜ぶ、親の様だった。
「やっとヒーローらしい記録出たよ！」
「指が腫れ上がっているぞ！入試の件と言い、おかしな個性だ」
「スマートじゃないね」
爆豪くんから驚愕、焦燥の匂いがする
そりゃそうだ、ずっと無個性だと思ってたもんね…
「くっ、どういうことだ…！」
爆豪くんの手は爆発を繰り返していて
「訳を言え！デクてめぇ"！」
「うわぁぁ!」
ｼｭﾊﾞｯ
緑谷を抱えて離れると、相澤先生の捕縛布が爆豪くんを止めた
「くっ…んだ、この布は…硬ぇ…ｯ」
「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ捕縛武器だ。…ったく、何度も何度も個性使わすなよ。
俺はドライアイなんだ！」
「「「「(個性凄いのに勿体ない！)」」」」
『もったいにゃ』
思わず口に出ると相澤先生にドスの効いた声で
「おい」
と言われたので目を逸らしておいた。
「「「「(この猫度胸ありすぎだろ！)」」」」
「時間が勿体無い。次準備しろ」
「あの、猫、さん…ありがとう」
赤面しながら緑谷くんがお礼を言ってきた。
『？いいよ全然』
「あ、あの…ｯ」
訴えるように私の袖を掴んで
『あ』
抱えたままなの忘れてた
『ごめんごめん。ほら行ってきな』
そう言って緑谷くんを下ろして
心配した様子のふわふわした子と飯田くんに指を刺して言う。
「ごめん！ありがとう！」
そういうと、すたすたと急いだように向こうに行った。
ふぅ、と一息着いて伸びをしていると相澤先生がこっちに寄ってきて
「ありがとな」
と柄にもないことを言われて頭の上に疑問符を浮かべていると
「緑谷が爆豪に飛びつかれない様に避けてくれたんだろ。助かったよ」
ポン、と頭の上に手を置いたかと思えばよしよしと横にスライドする。
髪をぐちゃぐちゃにしたいのか、と思っていたけど耳に手が触れたのでやっぱりこの人は耳に触りたいだけだ。
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ノト(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月14日 19時) (
レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ノトさん» もちのろんですぅー！！ (2022年11月14日 18時) (レス) @page39 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - りんごさん» りんごさん、ありがとうございます！過去を振り切れた猫葉ちゃんがどう皆と接していくのか、良かったら見届けてください！ (2022年11月13日 21時) (レス) id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ好きですー！！1aのみんなとの絡みももっと見てみたい欲がでてくる！！！ (2022年11月13日 21時) (レス) @page35 id: f9cc241d98 (このIDを非表示/違反報告)
ノト(プロフ) - ちきみさん» ちきみさん、コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年11月12日 0時) (レス) @page20 id: 6f15257df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノト | 作成日時：2022年11月9日 23時
