検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:26,225 hit

思惑 【ゴン】3 ページ7

世の中の穢れを知らないとでも言うような、綺麗な目を私に向けて「なんでなんでー?」と聞いてくるゴン。

あなたの純粋さが私はたまに怖いよ…。

「ほら、ゴンは12歳で私は17歳でしょ?さすがに一緒に入ったりは…」

あたふたする私をジーッと見るゴンを直視出来ずに目をそらす。

ゴン「ぶはっ」

「…?ちょ、なんで笑ってんの?!」

見るとゴンは目に涙を浮かべて笑っていた
それはそれは、とても可笑しそうに。

ゴン「ごめんねAまさか、そんなに慌てるとは思わなくって、ふふ」

未だに笑っているゴンを見て、12歳にからかわれた…と少しショックを受ける。

「もー…、本当にびっくりした」

ゴン「さっきのAの顔すっごく可愛かったよ、慣れてないんだなって少し安心した」

「どういうこと?」

ゴン「なんでもなーい!A先に入ってきて!」

「え、あっ、ありがと」

ゴンの言葉が少し気になったけど、風呂に急かされた私はその後は特にきにすることもなくなるべく早く済ませようと思い、今までにないくらいの速さでお風呂を出た。

その後ゴンが行き、今は2人で布団に寝ている。

ゴンが「一緒に寝よう」と言うので、これくらいなら
まぁ、大丈夫かと思って快諾した。

ゴン「ねぇAぎゅってしながら寝てもいい?」

「ふふ、いいよ」

そう言うと、ゴンは私の方を向き控えめに抱きしめた。

ゴン「痛くない?」

「全然、もっと強くてもいいくらい」

ゴン「ほんと?でも怖いからこれ位で我慢しとく」

そう言って、私の胸に頭を埋めた。
ゴンは本当に優しい子だね、とても人を大事にしてるのが良く分かる。
女の子の扱いもうまいし、これじゃすぐ彼女が出来ちゃうなぁ。

そう考えると少し寂しくなる。

いや、でもまだ12歳だしまだあと少しは大丈夫だよね?

自分に言い聞かせながら、私もゴンを抱き締め返した。

ピクっとゴンが反応したのが分かった
途端に、さっきよりも少し強めに抱きしめ返された
なんだか面白くなって、私も更に強く抱きしめた

次はどれくらいの強さでくるんだろう?と考えてると、ゴンは私の想像をはるかに超えた行動に出た。

ベッドのスプリングがギシッと音を立てた。
それに気づいた時には、ゴンが私の上に跨っていた。

「…ゴン?」

あまりの驚きに思わず名前を呼ぶ。

ゴン「俺やっぱやだよ、Aの弟なんか。こんなの我慢できっこない。…だから嫌だったら殴っていいからね」

思惑 【ゴン】4→←思惑 【ゴン】2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
設定タグ:ハンターハンター , クラピカ , 幻影旅団   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リノン - すごくいいね!キュンキュンしたw (10月14日 2時) (レス) id: c32dd55e0d (このIDを非表示/違反報告)
youki(プロフ) - ゴンの話すき…ゴンもすき… (2020年1月28日 18時) (レス) id: 26e2b83aba (このIDを非表示/違反報告)
しぉ。 - ゴンのが最高過ぎた。 (2019年6月2日 19時) (レス) id: c13a237850 (このIDを非表示/違反報告)
ゲゲゲのひーやん - 面白かったー!!! (2018年10月18日 0時) (レス) id: f282bdc2c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時雨 | 作成日時:2018年7月21日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。