思惑 【ゴン】2 ページ6
お泊まり、と言うワードに少しワクワクしてしまう
ある意味私、ゴンより精神年齢低いのでは?
5つも離れてるのになぁ…
ゴン「Aは俺が弟だったら嬉しいんでしょ?だから“体験”してみる?」
「体験?」
ゴン「そう!俺の、“姉ちゃん”を1日体験してみるってこと。なんか面白そうじゃない?」
「なるほど、その発想は確に面白いかも」
今日1日、ゴンのお姉ちゃんとしてか…
そのためのお泊まりってことね。
ゴン「ね?やってみようよ!そしたら俺はもっとAに甘えるけどね」
少しイタズラに笑うゴン
「そんなの全然OK、むしろウェルカムだよ」
「やった」と本当に嬉しそうに笑うゴン。
こんな純粋な子ってそう居ない気がする。
こうなったら、普段人に甘えることが出来ないゴンを
私がお姉ちゃんとして、徹底的に甘やかしてあげよう。
━━━…
━━━━━…
その後、色々な所へ出かけてひとまずゴンの部屋に来たのはいいが、何か違う気がする。
甘やかすと決めたはいいが、情けないことに何をどうしたらいいのか分からず今私の膝で寝ているゴンの頭をひたすら撫でていた。
ゴンは気持ちよさそうに寝ている。
膝枕はゴンにお願いされたため、私は喜んでそれに応えた。
とりあえず、出来る限りゴンのお願いは聞くことにしたが、元々ワガママを言わない子だからゴンのお願いはどれもカワイイものだった。
手を繋いで歩きたい
一緒に美味しいご飯を食べたい
Aの行きたいところに行きたい
等々、お願いとはかけ離れていた。
こんなので本当にいいのか、と聞いてもゴンはこれだけでも十分だよと笑った。
ゴンが楽しそうだからいいか、と私も納得した。
というより、私も“お姉ちゃんを体験”などという事を忘れて普通に楽しんでいた。
日も暮れ、夜になり
夕飯を作って一緒に食べて、2人でくつろいでいた時
ゴンがとでもない爆弾を落とす。
ゴン「Aそろそろお風呂入ろ?」
「そうだね、…うん?えっとーゴンさん?、」
ゴン「なーに?」
「どちらから入ります?」
ゴン「あはは、何言ってるのA。一緒に入るんでしょ?」
「…いっ、しょに」
いやいやいや、さすがに…ね?いくらゴンとはいえさすがにね?
だって、子供とは言えそれなりに身体も出来てきてるし?私だって17歳なのだからそれなりに出来てきてるし?何がとは言わないけど。
「いや、さすがにそれは…」
ゴン「なんでー?姉弟でお風呂に入ったりするでしょー?」
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リノン - すごくいいね!キュンキュンしたw (10月14日 2時) (レス) id: c32dd55e0d (このIDを非表示/違反報告)
youki(プロフ) - ゴンの話すき…ゴンもすき… (2020年1月28日 18時) (レス) id: 26e2b83aba (このIDを非表示/違反報告)
しぉ。 - ゴンのが最高過ぎた。 (2019年6月2日 19時) (レス) id: c13a237850 (このIDを非表示/違反報告)
ゲゲゲのひーやん - 面白かったー!!! (2018年10月18日 0時) (レス) id: f282bdc2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2018年7月21日 5時